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雨でもよかった【金沢21世紀美術館】。ゴチャっとした心が整う5つの風景

  • 2023年7月25日
  • 暮らしニスタ

石川県・金沢市にある「金沢21世紀美術館」をご存じですか?国内にあるミュージアム来場者数ランキングでは、上位常連。国外からも注目を集めている美術館です。今回は「金沢21世紀美術館」の、訪れる人を惹きつける美しい風景をご紹介します。

金沢21世紀美術館の景色

訪れた日はあいにくの雨模様でしたが、ガラス張りの壁面から見える屋外の芝生広場が幻想的。中と外との境界線があまり感じられない、不思議な空間。

金沢21世紀美術館は有料の展覧会ゾーンと、誰でも無料で利用できる交流ゾーンにわかれています。今回は、市役所口(西口)から入り、柿木畠口(南口)、本多通り口(東口)までの館内(無料の交流ゾーン)をぐるっと半周。

まず見えてきたのは、加賀友禅の古典図案にインスピレーションされたという花模様の作品「市民ギャラリー 2004.10.09-2005.03.21」(マイケル・リン作)。

写真手前のロッキングチェアに座るのももちろんOK。景色を眺めたり、読書をする人も。撮影する人が絶えないフォトスポットでもあります。

歩きながら外に目とやると、屋上に「雲を測る男」(ヤン・ファーブル作)が。こちらはアメリカの映画『終身犯』から着想を得てつくられた作品。

独房で小鳥を飼い、鳥類学者になった主人公が、研究の自由を剥奪された後に「雲を測って過ごすさ」と答えたセリフから、この作品名がつけられました。

「ブルー・プラネット・スカイ」(ジェームズ・タレル作)。ブルースカイは見られませんでしたが、箱空間に雨の落ちる音が心地いい。晴れの日には、ここを待ち合わせ場所に使う人もいるのだとか。

ラストは建築を手掛けたSANAAの、SANAAチェアのエリア。巷ではラビットチェアと呼ばれることも。通称の通り、うさぎの耳のようなかわいいフォルムが人気。思い思いに座って撮影する来館者が増え、SNSにもたくさん投稿されています。

でも実はこのチェア、展示作品ではないんです。いまや美術館でナンバーワンのフォトスポットです。

交流ゾーンを堪能した後はチケットを購入して展覧会ゾーンに行くもよし、ミュージアムショップやカフェレストランを訪れるもよし。

金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は、金沢市に2004年に開館した市立の現代美術館。現代アートを中心に収蔵。建築を手掛けたのは妹島和世氏と西沢立衛氏のユニット、SANAA。美術館の愛称は「まるびぃ」。丸い美術館だからだそうです。

撮影/瀬津貴裕(biswa.) 取材・文/佐藤望美 協力/OMO5金沢片町 by 星野リゾート

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