今週も読めそうで読めない「モヤモヤ漢字」をクイズ形式でお届け。今回は「御強」の読み方を出題!
「強い」に「御」がついて、強いの丁寧語でしょうか?’’難読’’漢字ですから、そんな簡単な話じゃないですよね。
おめでたいことがあった時、「御強」を食べたことのある人も多いのでは?はい、食べ物です。
「御強」の「御」はふつうに「お」と読みますので、「強」の字の読み方にヒントがあります。
たとえば、ドラマや映画で登場する怖ーい顔をした俳優を「強面=こわもて」俳優と言いますよね?
「御強」の「強」の読み方もそれと同じです。さあ、わかりましたか?
「御強=おこわ」の由来は、「かたいめし」という意味の「強飯=こわめし」から来たものだそうです。でも「おこわって別に硬くないけど?」と思いませんか?
それには理由がありまして、「おこわ」が常に「おかゆ」と比べられていた時代があったからなんだそうです。
昔々の日本では、ふだんは雑穀を混ぜたおかゆが主食。おかゆに比べたら、たまのハレの日に食べるおこわが「硬い」と感じるのも無理はないですね。