室内のインテリアとして飾ることが多い観葉植物だからこそ、植える鉢にもしっかりこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。
ポットを始め、様々な種類の鉢をご紹介していくので、是非ご覧になってください。
まずは鉢に関する基礎知識をご紹介しておきたいと思います。
鉢のことを単なる器のような存在と思っている方も居るかと思いますが、実は観葉植物を栽培するための仕組みが沢山備わっています。
例えば底に開けられた穴は、水を溜めずに適切な排水を行うためのものですし、地面と密着して通気性が落ちることを防ぐために高さ出しがついています。
また、鉢に使われている素材だけでなく、形も様々なものがあり、それぞれに名称があります。
形の違いによって適している観葉植物が変わることもあるので、色々な種類を知っておくと便利です。
鉢の形は様々ですが、最も基本となるのは普通鉢と呼ばれるものです。
普通鉢は口径と深さが同じで、ほぼ全ての植物を栽培することができます。
次に平鉢と呼ばれる種類のものは、深さが口径の半分になるため、浅く根を張る植物に適しています。
深鉢は平鉢とは逆に深さがある鉢で、水持ちがいいという特徴があります。根を深く張る観葉植物には深鉢が良いでしょう。
ローボウル鉢は口径の3分の1から半分程度の深さになっており、多肉植物や乾燥した環境を好む草花に向いています。
この他にも壁や天井から吊るせるハンキング鉢や、ヨーロッパ調の雰囲気がお洒落なコブレット型など様々な種類があります。
鉢はその素材も様々ですが、中でも見慣れているのは素焼きの鉢ではないでしょうか。
素焼きの鉢は透水性と通気性に優れているため根腐れを起こしにくいという特徴があり、塗料によるリメイクなども存分に楽しむことができます。
プラスチック製の鉢はお手頃な価格で、軽量でありながらある程度衝撃にも耐えられるため移動に便利です。
ブリキ製の鉢は使い続けていくにつれて汚れや錆びがつき、アンティーク調の雰囲気を出してくれます。
モスポットは苔むした風合いで造られる鉢で、非常に土が乾きやすいので、乾燥した環境を好む植物を植えましょう。
観葉植物を植えるのに使う鉢について、様々な種類をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
是非鉢選びの参考にしてみてください。
※トップ画像はPhoto by Cielさん@GreenSnap