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これなんて読む? 知っておきたい園芸用語 (2) 『剪定バサミ』せんていばさみ

  • 2016年12月2日
  • インテリア・グリーン・スタイル

 

こんにちは、モルモリカです。

ガーデニング本を見ていると、なじみのない言葉が出てくること、ありませんか?

中には、読み方すらわからないものも……。

今回は、そんな言葉の中から『剪定バサミ』を紹介します。

 

  • 剪定バサミ(せんていばさみ)とは、剪定するハサミのこと

いやいや、そもそも「剪定」が、わから~ん!!!

とおっしゃる、あなたのために。

まず、「剪定(せんてい)」とは……。

ひとことでいえば、「切ること」。

樹木がよく生長するように、枝を切ることを、「剪定する」といいます。

このときに使うハサミを、「剪定バサミ」と呼ぶわけ。

漢字で「剪定鋏」と表記したり、ひらがなで「剪定ばさみ」とも表記されます。

 

  • 園芸の世界では、たいてい、ちょっと狭い意味で

じゃあ、きれいに咲いた花を切るときも、「花を剪定する」と使う?

実は、違うのです。

「剪定」という言葉を使うのは、たいてい枝を切るとき。

草花の先端を少し切ったり、花を切ったりするときには、基本的に使いません。

ちょっと、面倒ですよね。

 

  • 剪定バサミの使い方のコツ

剪定バサミには、いろいろな種類があります。

おなじみなのは、この形。

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ユニークな形ですよね。

刃は、幅が広くて薄い方を「切り刃」、

狭くて厚い方を「受け刃」と呼びます。

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必ず、切り刃を上にして使いましょう。

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逆はNG!

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一気にスパッと切るのがコツ。

ハサミの大きさにもよりますが、

直径2cmくらいの太さの枝まで、楽に切ることができます。

切り口をきれいに切ると、植物へのダメージが少なくて済むのです。

剪定バサミには、女性でも扱いやすい大きさやデザイン、力が少なくて済むラチェット式など、さまざまなものがあります。

できるだけ手にとって、自分の好みのものを吟味して選びたいですね。

加えて。

ガーデニング本には、植物を切ることについて、ほかにもさまざまな言い回しが登場します。

「剪定」のほかにも、「切り戻し」「切り詰め」「摘芯」「ピンチ」「刈り込み」「整枝」……etc.

これらについては、また別の機会に。

ちなみに。

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こんな形のハサミも、よく目にします。

これは、日本の植木職人さんが、「木バサミ」と呼んでいたハサミに似た形。

事務用のハサミより大きな柄(ワラビ手)と、小さめの刃が特徴です。

草花を切ったり、ごく細い枝を切ったりするときに使います。

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