こんにちは、モルモリカです。
ガーデニング本を見ていると、なじみのない言葉が出てくること、ありませんか?
中には、読み方すらわからないものも……。
今回は、そんな言葉の中から『剪定バサミ』を紹介します。
いやいや、そもそも「剪定」が、わから~ん!!!
とおっしゃる、あなたのために。
まず、「剪定(せんてい)」とは……。
ひとことでいえば、「切ること」。
樹木がよく生長するように、枝を切ることを、「剪定する」といいます。
このときに使うハサミを、「剪定バサミ」と呼ぶわけ。
漢字で「剪定鋏」と表記したり、ひらがなで「剪定ばさみ」とも表記されます。
じゃあ、きれいに咲いた花を切るときも、「花を剪定する」と使う?
実は、違うのです。
「剪定」という言葉を使うのは、たいてい枝を切るとき。
草花の先端を少し切ったり、花を切ったりするときには、基本的に使いません。
ちょっと、面倒ですよね。
剪定バサミには、いろいろな種類があります。
おなじみなのは、この形。
ユニークな形ですよね。
刃は、幅が広くて薄い方を「切り刃」、
狭くて厚い方を「受け刃」と呼びます。
必ず、切り刃を上にして使いましょう。
逆はNG!
一気にスパッと切るのがコツ。
ハサミの大きさにもよりますが、
直径2cmくらいの太さの枝まで、楽に切ることができます。
切り口をきれいに切ると、植物へのダメージが少なくて済むのです。
剪定バサミには、女性でも扱いやすい大きさやデザイン、力が少なくて済むラチェット式など、さまざまなものがあります。
できるだけ手にとって、自分の好みのものを吟味して選びたいですね。
加えて。
ガーデニング本には、植物を切ることについて、ほかにもさまざまな言い回しが登場します。
「剪定」のほかにも、「切り戻し」「切り詰め」「摘芯」「ピンチ」「刈り込み」「整枝」……etc.
これらについては、また別の機会に。
ちなみに。
こんな形のハサミも、よく目にします。
これは、日本の植木職人さんが、「木バサミ」と呼んでいたハサミに似た形。
事務用のハサミより大きな柄(ワラビ手)と、小さめの刃が特徴です。
草花を切ったり、ごく細い枝を切ったりするときに使います。