サイト内
ウェブ

Vol.78 台湾アーティストとの共演

  • 2015年2月26日

 つい先日、青山にある「月見ル君想フ」というライブハウスで、「春節のかりゆし」というイベントに出演しました。このライブハウスでは毎年、春節(=アジア、おもに中華圏の旧正月)の時期に、韓国や台湾などのミュージシャンを招いて多くのイベントを行っています。

 昨年はこのイベントで、韓国の「オクサンタルビッ」という女性デュオのアーティストと共演させてもらいました。そして今年は、台湾からやって来た2組のアーティストとの共演。男女2人組の脆樂團(crispy クリスピー)と、男の子4人バンドの廖文強與壞神經樂團(リャウウェンチャンとパイシェンギェンバンド)です。

脆樂團(crispy クリスピー)と、廖文強與壞神經樂團(リャウウェンチャンとパイシェンギェンバンド)と共演

 クリスピーは楽器だけでなくちょっとした効果音も取り入れるなど、自宅録音のテイストがあって僕の好みでした。アコースティックな編成ながら、電子音楽の影響があるところも良かったですね。僕と似ていて、暮らしをテーマにした歌詞が多かったようです。

 ボーカルのリャウウェンチャンを中心とするパイシェンギェンバンドは、ギターをかき鳴らすロックバンド。日本の文化や音楽が大好きだと、MC中でも日本の歌をたくさん披露してくれました。コール&レスポンスもあり、会場を盛り上げるパフォーマンスも力強かったです。

 驚いたのは、どちらもMCで積極的に日本語を話してくれたこと。母国語は北京語ですが、台湾人の多くは高校生のうちに英語を流暢に話せるようになる人が多く、さらに大学に入ると第二外国語として日本語を勉強する人も多いそうです。台湾には親日的な人が多いと聞きますが、とくに音楽が好きな人は、日本のロックやポップスを本当によく聴いているそう。嬉しいですね。

 そんな僕も、台湾を訪れたことがあります。もう10年ほど前になるのですが、ふと休みが取れたときに、突発的に「小籠包を食べに行こう」と思って、飛行機に乗り込んだのです。今思えば贅沢な理由ですが、たまたま国内を旅するより安価な航空券を手に入れることができました。

台湾 夜の屋台

 そのときは2泊3日で台北と台中という街を回りました。台北にいくつかある、茶芸館と呼ばれるいわゆる中国茶のカフェで、茶器を使ってその場で沸かしてくれるお茶をゆっくりいただいたのが、一番記憶に残ってますね。もちろん小籠包も、夜の屋台やおいしいお店を探したりして、これでもかというくらい食べて帰りました。

 ところでライブハウス「月見ル君想フ」は、なんと最近、台北支店が出来たとか。クリスピーやリャウウェンチャンたちと仲良くなれたので、いつか僕も台湾でライブをしてみたいと思いました。というか、「台湾で会おう」と皆に告げてしまったので、約束を果たさなければ。

 さて、現在進行中のレコーディングも大詰めを迎えている僕ですが、その5年ぶりのオリジナル・フルアルバムの発売日が決まりました!4月22日に「ゴマサバと夕顔と空心菜」というタイトルで発売します。さらに、リリースにともなう東名阪バンドツアーも6月に決まりました。詳しくは、僕のホームページをご覧ください。

 そして今回のアジアの話題に近いのですが、アルバムのジャケット撮影も兼ねて、これからラオスとベトナムに1週間ほど行ってきます。とくにラオスはずっと夏みたいなので、クローゼットから夏服を引っ張り出しているところです。向こうで2015年の「春節」を楽しんできます。次回はその模様をお伝えできると思いますので、どうかお楽しみに!




キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。