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Vol.64 手づくり靴屋「うずら」のお家でパンづくり

  • 2014年7月31日

 友人の手づくり革靴職人「うずら」の自宅兼工房におじゃまして、パンづくりを習ってきました。「うずら」の高橋おさむ&ひろみ夫婦のもとに、皆で集まってごはんを食べる会なのですが、オプションで行われるこのワークショップがいつも楽しみ。ちなみに前回は、皮の生地をこねるところも含めた餃子づくりでした。今回の会で「うずら」のひろみさんに教わったパンづくりを簡単に紹介します。

「うずら」の高橋おさむ&ひろみ夫婦

 1:まずは強力粉(小麦粉)に、小麦粒の表皮部分である小麦ふすまを少量加えたものを、280g用意します。きび砂糖大さじ1、塩小さじ3分の2を加えて混ぜ、そこに水150mlを加えます。

強力粉(小麦粉)に小麦ふすまを少量加えたもの

 2:ドライイースト1.3gを水20mlで溶かし、1と合わせます。

 3:家庭用のベーカリー機器で20分、練ってもらいます。

20分練って

 4:上の写真のような状態になるので、霧吹きで水をかけ、ビニール袋に入れて、1時間ほど置いて(夏は常温、冬は25度くらいの環境で)発酵させます。

 5:大きさが2倍に膨らんだら、手を「グー」の形にして生地を上から押し、空気を抜きます。

 6:まな板に小麦粉を振り、そこに5の生地を置いて包丁で2等分に切って、丸くします。

 7:四角いパン型の容器の内側にバターを塗って、6の生地をふたつ並べて入れます。

 8:再び霧吹きで水をかけ、ビニール袋に包んで、二次発酵させます。

 9:さらに倍くらいの大きさに膨らんだら、余熱をかけたオーブンで、200度の状態で25分焼きます。

 10:ふっくらとしたパンが出来上がり!

ふっくらとしたパンが出来上がり!

 別で作っておいた生地を、細かく分けて手で丸めて、小さめのパンも作ってみました。こちらは容器を使わずに、オーブン皿にクッキングシートを敷いて、180度で焼き上げます。甘〜い「いちじくパン」の出来上がり。

生地を、細かく分けて手で丸めて  甘〜い「いちじくパン」の出来上がり

 お気に入りのビオワインを持ち込んで、パンや「うずら」のふたりの手料理を囲み、みんなで盛り上がりました。出来立てのパンはあったかくて、いい匂いがして(何度も鼻をうずめてしまいました)、モチモチしていて、やっぱりおいしいですね。僕はまだ家ではパンづくりをしたことがないのですが、これを機に挑戦したいです。近くに住む父はしょっちゅう自分でパンを作っています。負けていられないなぁ。

生地を、細かく分けて手で丸めて  この日、うずらの新作革靴をその場で注文することに。基本的にオーダーメイドなので、履く人の足の形に合わせて、1足1足、丁寧に作ってくれます。すでに今まで2足購入して、おもにステージなどで履いているのですが、時間も経っているのでもう一度足を計り直そう、ということに。僕はドラムも叩くので、「うずら」のおさむくんが呼んでいる「ドラム筋」というのがあるそうで、足首の付け根の外側が普通の人よりも膨らんでいるようです。あとは足の甲も人一倍高いので、慎重に計ってもらいます。

 下の写真の、右の2足が「うずら」の新作で、黒い方が今回オーダーしたタイプの靴。左の2足は「うずら」のふたりの持ち物で、「マレー・スペースシューズ」といって、なんとサンフランシスコ郊外の村まで直接出かけていって、オーダーしてもらったのだとか。


「うずら」の新作とマレー・スペースシューズ

 「うずら」は普段、ギャラリーで年に数回、展示会兼受注会を行っています。大人気で早くても半年待ちとのことですが、僕も出来上がって届くまでの時間がいつも待ち遠しくてたまらないです。時が経って形が崩れてもリペアを施してくれるので、長く愛用できます。ぜひ「うずら」のホームページもチェックしてみてください。

「うずら」




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