トンチ(物理)が利いた解決策。
4月16日、ルンバでおなじみアイロボットから、一気に9種の新型ロボット掃除機が発表されました。エントリーからハイエンドまで幅広い選択肢から、ベストなルンバを選べるのですが、個人的に「なんだそれ!」と驚いたのが、こちら。
Photo: 小暮ひさのり名前を「Roomba 205 DustCompactori Comboロボット」と言います。価格は5万9200円。サブスクリプションのロボットスマートプラン+では月額2,880円。
特徴は新搭載の「ClearView LiDAR」によって、素早く正確なマッピングに対応。なおかつ、吸引と拭き掃除の両方に対応したハイブリッドモデル。
そして他のロボット掃除機と違う、このモデルならではのメリットが、ステーションをコンパクトにしながら、掃除毎のゴミ捨ての面倒くささを解消したところ。
この「Roomba 205 DustCompactori Comboロボット」、ゴミ捨ては60日に1度でOKという、メンテの面倒くささを解消したモデルとなっています。
それでいて、ステーションが小型、本体も出っ張りが無いフォルムなので、ソファや家具の下とかにも設置できるのが美味しいところ。
ルンバ本体の高さは10.1cm、ステーションに乗った状態だともうちょっと高くなるでしょうから余裕を見て15cmくらいあればルンバ置き場としては十分でしょうか。
LiDARセンサーで位置補足も正確なので、家具の下を基地にしても稼働には問題なし。
ステーションにごみ収集機能を持たせると、この数倍はデカくなるので、こうしたスキマ運用はできません。そう考えると、コンパクトな家庭にもマッチしたモデルですねー。
そして、もう1点。ゴミ捨ての面倒くささ解消方法ですが、これがまた奇抜なので聞いて下さい。
一般的にゴミ捨て頻度を減らそうとすると、ステーションのゴミ袋に吸い上げて回収するアプローチがほとんど。僕も、それしか方法が無いと思っていたんですが、アイロボットが提案した解答は…
だったらロボット本体にたくさん詰め込んじゃえばいいじゃない
でした。お前は一休さんなのか…と。
そしてさらにユニークだったのが、この思想を実現するために取った方法です。
Photo: 小暮ひさのりロボット掃除機本体のダストボックスを極限までデカく。入ってきたゴミはパタパタ動くフィンで圧縮(物理)。
という思いっきりシンプルなパワープレイ。
確かにロボット掃除機が吸い上げるゴミって、細かな綿ゴミとかホコリとか髪の毛とか。圧縮しちゃえば小さくなるものがメインですしね。理にかなっているといえばそう。
Gif: 小暮ひさのりこんなふうに入ってきたゴミをフィンで後ろへ後ろへと押し固めることで、ゴミ回収ステーションを必要とせず、最大60日間のゴミを貯めておけるというのです。
いやぁ…ロボット掃除機、まだまだ進化の可能性を秘めていて、ホント面白いですね!
Photo: 小暮ひさのりちなみに、試験的に綿を吸わせてみたところ、これだけの量を貯め込めたとのこと。
うそ…だろ?
今までたくさんのロボット掃除機に触ってきましたが、これほどまでに自宅で試したくなったロボットは初めてです。
「Roomba 205 DustCompactori Comboロボット」、お前どんだけ食えるんか。うちのリビングで勝負すっか?
Source: アイロボットジャパン