2023年6月17日の記事を編集して再掲載しています。
中学をすっ飛ばして大学を卒業した14歳現る。
日本人でもアメリカでも、ストレートに大学を卒業するのは22歳というのが相場。ですが勉強が得意な子は飛び級をして、もっと早く卒業することが可能です。
けっこう珍しいと思いますが、世の中には珍しい以上に凄い子供もいるんです。
カリフォルニア州に住むカイラン・クアジ(Kairan Quazi)君は、まだ14歳だというのにサンタクララ大学工学部を卒業し、SpaceXに就職することが決定した超が付くほどの秀才。彼は大学で史上最年少の卒業生とのこと。どんな人物なのか見てみましょう。
2歳にして完全な文体でお喋りができていたカイラン君は、IQだけでなくEQ(感情知能)も突出して高かったとのこと。
3年生の時、親や先生たちが「学習能力が現状の教育に見合っていない」と考え、9歳でコミュニティー・カレッジに入学。その後11歳でサンタクララ大学に入学し、コンピューター理工学部に入りました。
大学では、彼は自分が学ぶべきレベルの授業を受けていると実感したのだそうな。
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またいくつもインターンを申し込んだ企業の中から、唯一OKが出たIntel(インテル)で働く機会を得ました。
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異例の10代なのでどの企業も梨の礫でしたが、インテルのインテリジェント・システム研究所の所長は会うだけ会って「また挑戦してね」という言うつもりだったみたい。ですが面接したら即採用になったんですって。
頭が良いだけでなく、大人と一緒に仕事ができる社会性も持っているんですね。
しかしそのままインテルに入社するのではなく、SpaceXが受け入れ先になりました。
これからお母さんとワシントンに引っ越し、社内でインターネット衛星Starlinkのソフトウェア技師になることが決定しています。
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彼は大学でも自分より年上のクラスメイトたちと仲良くやっていたそうですが、テレビゲーム『アサシンクリード』で遊んだり、フィリップ・K・ディックのSF小説を読むなど、中学生らしい趣味も持っています。
カイラン君は、ビジネス系SNSのLinkedin(リンクトイン )を利用しており、インテルに採用されたことを投稿したほどでした。でもLinkedinの利用規約では、最年少の利用は16歳からというメッセージが送られ、アカウントが削除されることが判明。
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こうした非論理的で、根本的にナンセンスな出来事にはよく出くわしてしまうんだ。全世界で望まれたエンジニアの仕事に就く資格もあるというのにね…
その気持ちは痛いほど分かります。いくら神童といえど、社会の若者に対する扱いだけはどうにもならないでしょうね。あと数年、成人するまでは頑張りどころですね。
Source: Instagram, YouTube, Los Angeles Times via Futurism (1, 2)
Reference: 文部科学省