災害時にもお役立ち。
多くの電動アシスト自転車は、デカくて重たいバッテリーをくっつけて走ります。充電はカギで解錠して自転車から外し、屋内に持ち帰って専用充電器で行ないます。
この工程はけっこう面倒で、荷物が多い時は一緒に持ち運ぶのが大変なんですよね。ましてや途中で落としたらバッテリーが壊れる可能性も。
エストニア発、Ampler Bikesの「Ampler Nova」シリーズは、USB-Cケーブルを挿すだけで充電が行える世界初のeバイク。ノートPCやガジェット類と同じ方法なので面倒なことは一切ありません。充電器にかかる製造や廃棄コストもないため、環境にも優しいということになります。
内蔵バッテリーの容量は336Whで、フル充電は2時間半とのこと。省エネモードなら最長100kmの距離を走ります。もし充電切れになっても、遅くならずに普通の自転車として乗れます。
後輪のハブモーターは250Wで最高速度25km。これは欧州仕様で、日本の法律より1km速いので現状のままでは日本の公道で走行ができません。
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車体はGPS内蔵で、盗難時も居場所が分かるのは安心です。フレームはS・M・Lのサイズのほか、マウンテンバイクみたいなハイステップ、跨ぐ時に乗りやすいロウステップの2種類が、5色のカラバリから選べます。
9速ギアの「Nova」と、シマノ製10速ギア搭載の「Nova Pro」も選べます。
2台には共通して、ショックアブソーバー内蔵ハンドルバー、ディスクブレーキ、耐パンクタイヤ、イタリア製のサドルが搭載されています。いずれも試乗した8割の人が購入したそうな。
Image: Ampler Bikes充電方式はもとより、よほど快適な乗り心地なのでしょうね。
「Nova」シリーズは充電で走るだけでなく、逆にスマホやイヤホンなど外部ガジェットを充電することもできます。外部への充電ができる電気自動車やハイブリッド車さながらに、「Nova」も使えるのは助かります。
また周りに電源がないような場所でも、持ち運びできる太陽光パネルで自転車を充電すればアウトドアでも活躍しそうですし、災害時にもしばらく頼れそうですよね。
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iPhoneもUSB-Cになりましたし、世の中はCの時代ですよね。そりゃ電チャリだってガジェット化するでしょって思います。
Source: YouTube, Instagram, Ampler Bikes via electrek, YANKO DESIGN, NEW ATLAS
書籍(Kindle版もあります)