機能美がいかにもドイツっぽい。
ドイツといえば自動車やビールなどのイメージがありますが、日常使いのアイテムを作る企業もいろいろあります。スーツケースの「RIMOWA(リモワ」と、メガネの「MYKITA(マイキータ)」もドイツを代表するブランド。これら2社が手を組み、旅行用サングラスを作りました。
ふたつのシリーズは、象徴的なアイウェアの形状を現代的に再解釈したコレクションとのこと。マイキータの超薄型ステンレス及びネジ不使用の「スパイラルヒンジ」といった技術と、リモワのアルミニウムを使ったデザインが職人たちの手で見事に融合されました。
製造はベルリンの工場MIKITA HOUSEにて、80以上の工程を手作業で行なっているとのこと。スタンダードな「Heritage (ヘリテージ) 」は3種類。「MR001 パント サングラス」、「MR002 スクエア サングラス」、「MR003 ナビゲーター サングラス」があります。
ゴーグルのように大きなタイプは「Visor(バイザー)」シリーズで、「MR004 ナビゲーター サンシールド」、「MR005 アビエイター サンシールド」の2種類が、いずれも色違いで3色ずつ展開されています。
Image: MYKITA航空機で使われるジュラルミンと、強度向上のための凸凹リブ構造が有名なリモワ。1898年に誕生以来、質実剛健さがドイツらしいブランドです。2003年設立のマイキータは、4人のクリエイティヴ集団が立ち上げたブランド。実用性もデザイン性も、ドイツの工業を美学へと昇華させている点が共通していると思います。
ドイツは1919年に設立された美術学校バウハウスを発端に、その名前のまま建築や芸術様式、芸術運動としても根付いています。ザックリとした特徴は簡素で重厚で機能的。今回のサングラスも、ムダのないドイツらしいデザインのDNAを感じますね。
Source: YouTube, MYKITA, RIMOWA via HYPEBEAST
書籍(Kindle版もあります)