コンシューマーゲームにマウス操作が帰ってきた。
2025年4月2日(水)に行なわれたNintendo Directでその全貌が明らかになった「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ2)」。人々の心を掴んだ革新的ゲーム機の後継機は、ガジェット好きを喜ばせる機能が詰め込まれています。
米GIZMODOから、この最新ゲーム機の体験レポートが届いています。
Nintendo Switch 2の発売まではまだ少し時間があり、実機に触れるのは現時点だと難しい。そんな中、このハードに触れる機会を得た者として言いたいことは「Switch 2のマウスゲームは最高だ」ということです。
もっとも、長時間プレイできたわけでもなく、試したソフトも開発中の数本のみなので「完璧な仕上がりだ」というのは無責任かもしれません。それでも私は、このゲーム体験をぜひともオススメしたいんです。
Switch 2のマウス機能、「あまりにも直感的に、想像通りに動かせる」という点がすごいんです。直感的すぎて、驚きを感じるレベル。
人差し指は自然とショルダーボタンに届き、親指も気付けばジョイスティックの位置にあるというデザイン。普通のマウスより少し背の高い印象でJoy-Con 2は手のひらに収まります。感覚としては、さらにスリムになった縦型マウスを使っているようなイメージ。手の大きさなどによっては、少しわずわしさを感じる人もいるかもしれないので、外部のアタッチメントがあると快適になる気がします。
スティックの操作感などはマウス機能ということもあり、トラックボールマウスを両手に持っているような印象。新たなジャンルのマウスとして、スティック付きというフォルムはアリだと感じました。
特に『シヴィライゼーションVII』はマウス操作と相性が良かったです。片方のスティックで拡大・縮小、もう片方でカメラを操作。MacBook Proで50時間近くプレイしているタイトルですが、タッチパッドよりJoy-Con 2の方が快適だと感じたのは驚きでした。
Joy-Con 2のマウス操作について、もっとも恩恵を感じたのは『Drag X Drive(ドラッグ アンド ドライブ)』。
車いすバスケットボールのようなこのゲームは、キャラクターが乗った車いすの車輪を、左右それぞれのJoy-Con 2で操作します。前進するには両方のコントローラーを前に押し出し、後退するには手前に引く。キャラのスピードは、マウス操作の速度に依存します。
Joy-Con 2を左右どちらかにドラッグするとキャラが方向転換、この操作感が機敏で気持ちよく、もっと遊びたくなる仕様でした。
Switch 2の全体を通して言えることは「さらなる面白さへの期待を感じさせてくれる」ということです。ウェブカメラなどについても、画質は少し物足りなく、背景の切り分けもやや粗く感じましたが、それでも好印象な仕上がりでした。
内蔵マイクもとっても便利。特に『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』のような、友達とカジュアルに遊びたいゲームでは非常に役立ちます。
デバイス本体に関しても、ディスプレイは大きく美麗、重さもSteam Deckより軽量。それでいて、いままでのSwitch以上の高級感がある仕上がりです。
とはいえ、やはりもっとも魅力を感じたのは、新しいコントローラーのJoy-Con 2。各社がさまざまなコントロール手段を模索してきた携帯ゲームの操作性ですが、任天堂は「任天堂らしく」徹底した工夫を凝らして、磁石を引っ張るだけでマウス操作ができるようにしてしまいました。
さて、このマウス操作について、その印象が長期的にはどのように変化するのかが気になるところです。『Civilization VII』を2時間もプレイすれば新鮮さは消えてしまうのか、『Cyberpunk 2077(サイバーパンク 2077)』では、結局普通のコントローラーの方がいいのか。こうした疑問も2025年6月5日にSwitch 2が発売されればわかることでしょう。
何はともあれ、数時間のSwitch 2体験でも、携帯機ゲームのマウス操作に大きな可能性を感じることができました。
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