そこまで必要…?
スマート家電は、どこまでスマートに進化するのでしょう。AIでスマートな家事を進めてくれるのはもちろんのこと、まるでスマホ画面のようなディスプレイを搭載する家電製品シリーズが、Samsung(サムスン)から登場しましたよ。
新たにSamsungが発売する掃除機の「Bespoke AI Jet Ultra」は、手元のハンドルにLCDディスプレイを装備。バッテリやバキュームの状態を表示するのみならず、スマホへの着信やメール受信などもリアルタイムに通知してくれます。
確かに家の中で、常にスマホを持ち歩いているとは限りませんし、そもそも掃除機の大きな音で気づかずにコールやメッセージを逃してしまうなんてことがなくなるかも!
Image: Kyle Barr/Gizmodo USBespoke AI Jet Ultraは、Samsungの家電シリーズに採用されている「SmartThings AI」と連携。たとえば、同じくSmartThings AIが搭載された食洗機とつながって、皿洗いが完了したという通知が、掃除中でも飛んできます。AIを駆使して、掃除機がけするカーペットに最適のモードへパワーコントロールされたり、スマートぶりを発揮。ちなみに、こうしたディスプレイやAIを備えたため、お値段は従来モデルより300ドル(約4万5000円)ほどアップして、1100ドル(約16万5000円)で販売されますよ〜。
なんでもディスプレイでスマート家電化が進んでいるのかと思いきや、意外な路線変更もあったりします。
いまスマート冷蔵庫の主流は、ドドンとドアの部分がビッグスクリーンというデザインでしょう。ところが、Samsungの新モデルでは、まさかの小型化が図られていたり。
Image: Kyle Barr/Gizmodo US2025年モデルのスマート冷蔵庫となる「Bespoke AI 4-Door French-Door Refrigerator」には、ドア部分に9インチのタッチスクリーンディスプレイが装備されています。昨年のモデルには、ドアいっぱいに広がる32インチの巨大ディスプレイが備わっていたのとは対照的。でも、おかげで今年の最新モデルは、700ドル(約10万5000円)も値下がりしてるんですよね。
別に大画面をテレビやタブレットの代わりとして使うわけではありませんから、それなら小さくなって安くなったほうが喜ばれるかも。庫内に備わるカメラで、食品などの消費状態を把握して通知してくれる機能などは、ディスプレイがコンパクトになってもそのままです。いちいちドアを開けて確認しなくても、なにが入っているのか一目瞭然ですよ。
Image: Kyle Barr/Gizmodo USそうはいっても、やはりトレンドは、なんにでもディスプレイがつくスマート化。
洗濯機の「Bespoke AI Vented Laundry Combo」には、引き続き7インチディスプレイが装備されています。AIで最適な洗い方ができるというのも、おきまりのパターンでしょうか。昔のシンプルな家電が懐かしいなんて時代がやってくるかもしれません。
Source: Samsung
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