高性能&省電力化に期待。iPhone 18から2nmプロセスのチップを採用?

  • 2025年3月26日
  • Gizmodo Japan

高性能&省電力化に期待。iPhone 18から2nmプロセスのチップを採用?
Image: DenPhotos / Shutterstock.com

「待てる理由」が出てきてしまった。

現在最新モデルのiPhoneは、iPhone 16シリーズ。搭載されているA18およびA18 Proチップは3nm半導体製造プロセスで量産されており、2025年秋に登場予定のiPhone 17シリーズが積んでいるA19チップも3nmプロセスを継続するとみられています。

しかし、2026年に登場するであろうiPhone 18シリーズ、そしてそれらに搭載されるA20チップでは、より微細化された2nmプロセスルールが採用されるかもしれません。

高性能&省電力化に期待

プロセスルールの微細化は、チップの性能向上を示すわかりやすい判断材料となります。例えばiPhoneであれば、12シリーズでは5nmプロセスを、14シリーズでは4nmプロセスを、そして15 Proからは3nmプロセスが採用されており、最新モデルほど数値が細かくなるわけですね。

Appleのアナリストとして著名なミンチー・クオ氏いわく、iPhone 18に搭載されるA20チップはTSMCの次世代製造プロセスで、この歩留まりはここ数カ月のうちに大きく上昇しているとのこと。

Reiterating my prediction from six months ago: the 2H26 new iPhones (iPhone 18) will be powered by TSMC’s 2nm chips.

Worth noting, TSMC’s 2nm R&D trial yields reached 60–70% three months ago, and they’re now well above that. https://t.co/ZoWXFqfUnS

— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) March 22, 2025

6カ月前の予想を繰り返しますが、iPhone 18はTSMCの2nmチップを搭載します。注目すべきは、TSMCの2nmルールの研究開発試験の歩留まりが3カ月前には60〜70%に達しており、今はそれをはるかに上回っている点です

2nmプロセスで製造されたA20チップは、パフォーマンスや省エネ性能の向上が期待されています。ぶっちゃけ最近のiPhoneはどれも高性能なので、省エネによるバッテリー寿命延長の方が気になる。

となると、3nm継続の今年のiPhone 17はスルーして、2nmになったiPhone 18まで待つ、という判断ができちゃうわけで…。ちなみにiPhone 17ではメモリ容量が増えるかもと噂されています。

2nmプロセス、ロマンではありますけどね。もし「バッテリー時間が1.3倍増えます」とか言われたらかなり魅力的。このあたりの詳細がわかるのは、だいぶ先だろうなぁ。

Source: AppleInsider

【噂まとめ】iPhone 17のすべて。これまでにないデザイン進化の予感(3月21日更新) 毎年新モデルが投入される、Apple(アップル)のiPhoneシリーズ。今年は「iPhone 17」シリーズとなる見込みですが、早くも多方面からさまざまなウワサが聞こえてきています。 https://www.gizmodo.jp/2025/03/iphone17-rumor-matome-2025.html 書籍(Kindle版もあります)
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