「待てる理由」が出てきてしまった。
現在最新モデルのiPhoneは、iPhone 16シリーズ。搭載されているA18およびA18 Proチップは3nm半導体製造プロセスで量産されており、2025年秋に登場予定のiPhone 17シリーズが積んでいるA19チップも3nmプロセスを継続するとみられています。
しかし、2026年に登場するであろうiPhone 18シリーズ、そしてそれらに搭載されるA20チップでは、より微細化された2nmプロセスルールが採用されるかもしれません。
プロセスルールの微細化は、チップの性能向上を示すわかりやすい判断材料となります。例えばiPhoneであれば、12シリーズでは5nmプロセスを、14シリーズでは4nmプロセスを、そして15 Proからは3nmプロセスが採用されており、最新モデルほど数値が細かくなるわけですね。
Appleのアナリストとして著名なミンチー・クオ氏いわく、iPhone 18に搭載されるA20チップはTSMCの次世代製造プロセスで、この歩留まりはここ数カ月のうちに大きく上昇しているとのこと。
Reiterating my prediction from six months ago: the 2H26 new iPhones (iPhone 18) will be powered by TSMC’s 2nm chips.
Worth noting, TSMC’s 2nm R&D trial yields reached 60–70% three months ago, and they’re now well above that. https://t.co/ZoWXFqfUnS
6カ月前の予想を繰り返しますが、iPhone 18はTSMCの2nmチップを搭載します。注目すべきは、TSMCの2nmルールの研究開発試験の歩留まりが3カ月前には60〜70%に達しており、今はそれをはるかに上回っている点です
2nmプロセスで製造されたA20チップは、パフォーマンスや省エネ性能の向上が期待されています。ぶっちゃけ最近のiPhoneはどれも高性能なので、省エネによるバッテリー寿命延長の方が気になる。
となると、3nm継続の今年のiPhone 17はスルーして、2nmになったiPhone 18まで待つ、という判断ができちゃうわけで…。ちなみにiPhone 17ではメモリ容量が増えるかもと噂されています。
2nmプロセス、ロマンではありますけどね。もし「バッテリー時間が1.3倍増えます」とか言われたらかなり魅力的。このあたりの詳細がわかるのは、だいぶ先だろうなぁ。
Source: AppleInsider
【噂まとめ】iPhone 17のすべて。これまでにないデザイン進化の予感(3月21日更新) 毎年新モデルが投入される、Apple(アップル)のiPhoneシリーズ。今年は「iPhone 17」シリーズとなる見込みですが、早くも多方面からさまざまなウワサが聞こえてきています。 https://www.gizmodo.jp/2025/03/iphone17-rumor-matome-2025.html 書籍(Kindle版もあります)