ARグラスに期待することって、こういうこと。
アメリカの大手SNS、Snapchatを運営するSnap Inc.が第5世代のARグラス「Spectacles」を発表して早半年。同社はこれを記念して、位置情報と連動した新機能を追加、新たなアプリを発表しました。
これにより、開発者はGPS、GNSS (全地球航法衛星システム)、コンパス方位データを統合したアプリを構築できるようになり、屋外でのAR体験がおおきくレベルアップします。
今回新たに発表されたアプリの一部をご紹介します、
Utopia Labsの「NavigatAR」は、GPS、Snap Map Tiles、コンパス方位データを駆使したナビゲーションアプリ。ある地点から別の地点まで移動する方法を矢印で示してくれます。
Screenshot: Snap Inc.Nianticの「Peridot Beyond」はARのペットシミュレーター。ポケモンのような可愛らしい生き物が現実世界に降臨した気分に。マルチプレイヤー機能で友達のペットと自分のペットを交流させたり、やり取りしたりもできますよ。モバイルゲームとも連動します。
Screenshot: Snap Inc.そして、「Basketball Trainer」。グラフィックARコーチがボールの軌跡を自動的に追跡し、リアルな練習が叶います。完璧な3ポイントショットをARのなかでマスターできちゃいます。
Screenshot: Snap Inc.ほかにもAR キーボードやハンドトラッキング機能など、複数の機能が追加されています。
現在、45分というバッテリー駆動時間がネックとなり、あくまで開発者向けデバイスという位置づけ。一般販売はされていないのが、残念。でも、ARグラスに期待することってそういうことですよね。将来的には、終日着用可能なARグラスを目指し、今後も基盤づくりが進められることになりそうです。
Source: Snap