おしゃべり上手になったアレクサ「Alexa+」。ライバルはGoogleのGeminiだって

  • 2025年2月28日
  • Gizmodo Japan

おしゃべり上手になったアレクサ「Alexa+」。ライバルはGoogleのGeminiだって
Image: Amazon via Gizmodo US

群雄割拠の時代は続く。

Amazonのデジタルアシスタントがいったいどんな進化を遂げるのか、長い間ずっと待ち望んでいました。

Amazonのイベントで、最新デジタルアシスタントAlexa+が大々的に発表されました。元マイクロソフトのデバイス・サービス担当SVPであるパノス・パネイ氏が、ECサイトの巨人が手掛けるAIボットの次世代版を世に送り出しました。同社は、Alexa+が「他のデジタルアシスタントよりも消費者に選ばれてほしい」と期待しています。

どうやって使うの?

Alexa+は「いろんな意味で、これまでにないインタラクションを約束します」としていますが、これまでのAlexaとあまり変わらない、という印象を持たれる方も多いかも。

「Alexa」と声をかけたあとは、友人と会話するようにAlexa+と話すことができ、天気について尋ねたり、その日の予定を教えてもらったり。事前にプログラムしておけば、「真夜中に玄関先をタヌキが通り過ぎていきましたよ」とRingのセキュリティカメラで見た情報を提供してくれたりもします。

Amazonとしては、某大手検索エンジン(Googleですね)よりも先に、まずは「会話できるお買い物アプリを使ってみて」と望んでいます。

さらにAmazonは、Alexaがショーのチケット入手を手伝ったり、地元企業の評価を取得したりする様子も披露しました。

いままでのアレクサの面影も

もちろん、旧Alexaの機能も受け継いでいます。照明のオン・オフ、ルーティンの作成、音楽やその他のメディアの再生も得意。あの曲なんて曲だっけ…と、曲の一部を歌ってあげれば「これじゃない?」と教えてくれますし、手書きのメモや取扱説明書もスキャンして理解してくれます。

Amazonは、競合他社であるGoogleからユーザーを呼び込もうとしています。2023年後半以降、同社は「新しいことやります!」と宣言していたので、さて何をやってくれるかと待っていたのですが。しばらくは、何の音沙汰もありませんでした。

その間、GoogleはGemini AIの改良を繰り返してきましたが、まだ道半ばといった感じ。ちなみに、AppleはApple Intelligenceに力を注ぎ、これまでイマイチぱっとしなかったSiriをさらに進化させました。

新生Alexaの難点はすでに世に出ているEcho Show 8、10、15、そして21インチのスクリーンを備えたビッグなEcho Show 21(リビング向け?)で動作するものの、月額20ドルのコストがかかります。

Amazonプライム会員なら無料なので、すでにAmazonで買い物やエンタメを楽しんでいる方は特に困らないかもしれませんが、とにかくAlexaを最大限活用するには、無料というわけにはいかないでしょう。

書籍(Kindle版もあります)
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