タフさはチープじゃない。2,200円のチプカシ、水深4,950mにも耐える

  • 2025年2月4日
  • Gizmodo Japan

タフさはチープじゃない。2,200円のチプカシ、水深4,950mにも耐える
Image: Watches of Espionagee

ちょっと下準備が必要だけど強い!

電卓や時計で知られるカシオは、やっぱ衝撃に強いタフネス腕時計「G-SHOCK」のイメージですよね。

でもタフなのはG-SHOCKだけではなく、実は1989年生まれのチプカシこと「チープカシオ」もだったんです。

オイルを満たして耐圧化

チプカシ「F-91W」の耐久性を調べるために深海まで沈めるというテストを行ないました。このテストには、海底に撃沈した兵器や機密品を回収するというユニークな「深海サルベージ業」を営む時計愛好家の協力を得たとのこと。

この深海での耐久テストのために、F-91Wには予め内部にオイルを充填し「Hydro mod」と呼ばれる改造を施します。さすがにそのままの状態で深海には入れられないわけですね。

このHydro modはポピュラーな魔改造とのことで、これによりまず1,000m級の水圧に耐えられるようになります。加えて光の屈折で文字盤がガラス板と密着したように見え、視認性が高まります。

水深4,950mの世界へドボン

さて、テスト開始。F-91Wは遠隔操作アームに巻き付けられ、海の深いところへとどんどん沈んでいきます。その様子はカメラで常に見て、どこでこの腕時計が壊れるか確認するというわけです。

最終的に、F-91Wは水深4,950mにまで到達しました。ここまでいくと腕時計にかかる圧力は3トン以上になるとのこと。

愛好家は深海で破裂するかどうかドキドキで見守るも、なんと壊れることなく無事に帰還したのでした。

2,200円(メーカー希望小売価格)で買えるチプカシですが、お値段以上の耐久性にはビックリです。

Image: Watches of Espionagee

過酷な職業の人が選びがち

米国の特殊部隊も、ウサマ・ビン・ラディンすらも着けていた「F-91W」。年間で300万本が作られ、世界で1億本以上が存在するほどの名機です。

今回の実験は水圧に限ってのことですが、たったの2,200円でもG-SHOCK級のタフさはさすがカシオですね。

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Source: Watches of Espionage, CASIO via HACKADAY
Reference: YouTube via note, Wikipedia

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