ゲームキューブ試作機、オークションに約1550万円で出品される

  • 2025年2月4日
  • Gizmodo Japan

ゲームキューブ試作機、オークションに約1550万円で出品される
Screenshot:eBay

Nintendo Switch 2の2025年発売が発表されたばかりですが、レトロゲーム好きにとってはこっちの方がビッグニュースかもしれません。 

25年前、任天堂が開催していたゲームの展示会「スペースワールド」で初お披露目となった任天堂の名ゲームコンソール「ニンテンドー ゲームキューブ」のプロトタイプがeBayに出品され、なんと10万ドル(約1552万3400円)で取引されることになりそうです。

プレイできないゲームキューブ試作機が高すぎる

ゲームコンソールのデータベースである「Consolvariations」のコレクター、Donny Fillerup氏が2023年にこのゲームキューブのプロトタイプを手にしたということを明かしましたが、このプロトタイプは本物のゲームではなく、LEDが搭載されただけの単なるモックアップであったことが明らかになっています。

IGNによると、 にこのゲームキューブのプロトタイプをリストアップしており、その値段は10万ドルとなっている様子。ゲームをプレイできるわけではありませんが、コレクター気質の方にはたまらない逸品のはず。

Fillerup氏はこれまでにも、イギリスの王家に依頼されたというゲーム会社「THQ」によって製作された純金製のWiiを3万6000ドルで競売に出品していました。

eBayの出品情報を見てみると、このゲームキューブのプロトタイプの写真もずらりと並んでいます。写真を見る限り、ディスクトレイとなる本体上部のパネルにはLEDが付けられている様子。またこのトレイは実際に開けることもでき、なんと中のドライブを確認することもできます。ただソフトを入れても遊ぶことはできないのだとか。

またゲーム機底面の写真もいくつか載せられており、ポートを繋げられるようなフタが開いている様子も確認でき、本体中身の構造も覗くことができるようになっています。ここまで精巧に作られているのに、プレイできないなんて…。

大熱狂の、任天堂主催「スペースワールド」

「スペースワールド」は1989年から2001年まで続いた年1回の任天堂主催のゲームの展示会として知られ、NINTENDO64やゲームボーイアドバンスなど、さまざまな任天堂のゲームコンソールが発表されたイベントでもあります。当時の熱狂ぶりは凄まじく、その熱量もこのゲームキューブのプロトタイプには込められていそう。

現在この出品されているものを除けば、「スペースワールド」に登場したゲームキューブのプロトタイプを見られるのは京都のニンテンドーミュージアムのみです。

またゲームキューブの発売が発表された2000年の「スペースワールド」はゲームソフトのデモが最も多く発表されたイベントでもありました。シリーズ初のFPS視点でのゲームとなった『メトロイドプライム』やゲームキューブでの発売以降、大人気シリーズとなった『ルイージマンション』など、多くの名タイトルのデモがこの場で紹介されていました。当時ゲームキューブでの発売向けに作られていたという『ゼルダの伝説』のデモ映像も話題に(リアル路線の『ゼルダの伝説』のデモ映像でしたが、結局は実現せず)。

ちなみに、先日予告映像が公開されたNintendo Switch 2は、販売価格が少し高めの設定になりそうという噂も。IGNによれば、現状400ドル(約6万2080円)から500ドル(約7万7610円)あたりで発売される可能性が高いと推測されています。

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