囲炉裏道具のオンラインショップ「囲炉裏本舗」を運営する、ちろりは和風炭火コンロの新製品【KAPPO IRORI:割烹囲炉裏】を、同社のオンラインショップで5月13日に発売しました。プロの料理人が客前で調理するシーンを想定し、美しさと機能性を追求した製品です。
記事のポイント
従来の炭火コンロといえば、機能性重視でデザイン性は二の次、というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、本製品はデザインも機能も兼ね備えた炭火コンロ。自宅で本格的な炭火料理に挑戦してみては。
「KAPPO IRORI」は、”炭火料理を表舞台で美しく魅せる”ことをコンセプトに開発されました。温かみのある木製の外装が特徴です。
これを可能にしたのが、独自開発の「軽量断熱レンガ」。珪藻土製の七輪が持つ高い断熱性能を備え、炭火の熱を効率的に利用して高火力を維持するとのこと。
さらに、本体には空気を取り込み、内部の熱を上部の空気口から排出する空冷構造を採用。これにより外側の木部が高温になるのを防ぎ、安全に使用できるだけでなく、和の空間に調和する美しいデザインを実現しています。
見た目の美しさだけでなく、調理器具としての性能もしっかりと備えています。軽量断熱レンガが生み出す高火力と、炭火ならではの強い遠赤外線効果により、食材の内部まで効率よく熱を伝えます。魚なら外はパリッと香ばしく、中はふっくらとジューシーに焼き上げられます。
また、プロの料理人が使う鉄製の角棒「鉄灸(てっきゅう)」を使った調理を想定し、新たに「鉄灸台」を開発。取り付けが簡単で、鉄灸を乗せる高さを上下段にサッと移動させられます。例えば、上段でじっくり火を通した焼き魚を、提供直前に下段に移して高火力で表面だけをパリッと仕上げる、といったプロの火加減調整が簡単にできます。
さらに、オプションの「自在鉤(じざいかぎ)」を取り付ければ、鉄瓶などを吊るして湯沸かしができます。ゆらめく炎とお湯が沸く音は、まるで本物の囲炉裏のような風情を演出し、空間に彩りを添えてくれるでしょう。
炭火コンロは後片付けが大変、というイメージもありますが、「KAPPO IRORI」は底がフラットな形状になっており、灰の処理などがしやすいように配慮されています。
長期使用による断熱レンガの摩耗や劣化は避けられませんが、このコンロはレンガ部分のみを簡単に交換できる構造になっており、本体ごと買い替える必要がありません。
ちろり
KAPPO IRORI(割烹囲炉裏)
価格: 4万1800円(税込) ※鉄伮台その他は別売り