ヒメイワダレソウは踏んでも大丈夫なグラウンドカバーとして人気を博しており、芝生に次いで採用されているほどです。
開花期には花をたくさん咲かせるのですが、どう育てればよいのでしょうか。今回わかりやすくご説明します。
まず育て方を見る前に、どのような花が咲くのか確認しておきましょう。
ヒメイワダレソウは基本的には白い花を咲かせます。まれにピンクも見受けられます。
緑の茎葉(けいよう)の先にこぶりながら綺麗に咲きます。
3、4mmの小花は一処に集合し、直径1〜1.5cm程度の球状になって美しくまとまります。
この花を育てるにあたってはそこまで留意点がありません。
と言うのも、とてつもなく丈夫だからです。
日当たり、水はけが良い場所ではすくすく育ち、生命力が強く丈夫です。
寒さ・暑さに対する耐性も文句無しにあります。
人が歩いても問題ないほど耐踏圧性があるので、グラウンド(地面)のカバー(覆い)に利用できるほどです。
そのため、一度植えればそこまで手をかけなくても大丈夫です。
しかし、日当たりと水はけの良さがないとさすがに育たないので、そこだけは最低限ご留意ください。
ヒメイワダレソウは植え付け後、根付くまでが肝心です。
その時期は乾燥させてはいけません。
土の表面が乾いたら水をたっぷりあげてください。
鉢植えであればその後も夏場は朝と夕方に2回水やりしてください。春秋冬は一回で構いません。
地植えであれば雨のみで過ごしてくれるので、基本水やりの必要はありません。
しかし、さすがに夏場の日照り続きの頃には水分が不足するので、頃合いを見て水やりしてください。
以上のように、ヒメイワダレソウは少しの手間で育ってくれます。
普通に育てていけば頃合いを見計らって花を咲かせてくれます。
地植えならば基本的に水やりすら不要です。
しかし、植える場所は吟味して決める必要があり、日照り続きの時は水をあげるという臨機応変の対応が不可欠です。
最低限の留意点を守って、グラウンドカバーのヒメイワダレソウを開花するまで育てましょう。
※トップ画像はPhoto by かおりさん@GreenSnap