総出力136万kWのボイラーの機器を更新
三菱日立パワーシステムズ(以下「MHPS」)は5月11日、エジプトで天然ガス・重油焚きの火力発電所の更新工事を受注したと発表した。
工事はカイロ発電公社が運営するカイロ・ウエスト発電所で行われる。更新の対象となる4基のボイラーはHMPSが1993年と2011年に納入したもののうち2基ずつで、それぞれ33万kW、35万kWの定格出力を備えている。工事では各ボイラーの機器を更新し、設備の延命化と信頼性の向上を図る。
カイロ・ウエスト発電所はカイロの北西に位置し、エジプト首都圏の高い電力需要に応えている。今回の更新工事は安定的な電力供給を実現するためには不可欠で、昨年8月にHMPSが受注したカイロ・ノース火力発電所の発電設備更新工事に続く。
新しい設備の普及のみならず既設システムの向上も
MHPSは新しい火力発電システムの普及のみならず、今回の更新工事のように既設で従来型の発電設備や、ガスタービン・コンバインドサイクル発電設備の更新・性能向上にも力を入れている。
同社は今後も世界各地で電力供給の安定化および発電効率向上を支援することで、グローバルな経済発展と持続可能性の高いエネルギーの創出に貢献していく方針だ。
(画像はMHPS公式ホームページより)
▼外部リンク
MHPS リリース
https://www.mhps.com/jp/news/20180511.html