1日2400トンの処理能力、発電出力は5万kW
日立造船株式会社(以下「日立造船」)は4月27日、中国の成都市でごみ焼却発電プラントの設備工事を完了し、施設の引き渡しを行ったと発表した。
このプロジェクトは2014年に、日立造船が現地の事業者から受注した。日立造船はごみ焼却設備の設計、主要機器の供給、および人材を派遣して機器据え付けの際の技術サービスなどを担当した。
施設は1日あたり600トンの処理能力を有するストーカ式焼却炉を4炉備え、発電出力は5万kW。ごみを衛生的に処分するとともに、安定した電力供給源として活躍することが期待されている。
環境事業における世界のトップを目指して
日立造船グループは、これまで日本をはじめ東アジアや欧州を中心に、世界で850件以上のごみ焼却・発電プラントを受注した実績がある。
中国大陸で14件、台湾で5件、韓国では8件を受注しているほか、有望な市場である東南アジアでは、マレーシア、ベトナム、タイで合計4件のごみ焼却発電プラントを建設中だ。
日立造船はこれからも環境事業において世界でNo.1の企業を目指し、海外で積極的にごみ焼却発電プラントの需要に応えていく方針だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日立造船 リリース
http://www.hitachizosen.co.jp/release/2018/04/003013.html