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世界初! ランニングコストゼロの融雪太陽光発電システム発売開始

  • 2018年3月13日
  • エネクトニュース
世界初の融雪機能付き太陽光発電システム
株式会社環境システムヤマノは3月12日 雪国特有の融雪エネルギー代をゼロにする世界初の融雪機能付き太陽光発電システムを開発、東北6県と全国の降雪地域で発売を開始したと発表した。

降雪地域では、人力による除雪作業中の転落死や、屋根からの落雪による災害および落雪による近隣とのトラブルが多発しているほか、屋根の雪下ろしが進まないことによる家屋の倒壊も起きており、その後処理もままならない現状がある。

一方、人手による雪下ろしを回避する方法として、融雪ヒーターや化石燃料による不凍液循環融雪システムを導入するケースもみられるが、二酸化炭素の排出による環境負荷や化石燃料による融雪費用の負担が増え、経済的損失も多大となっている。

同システムは、多雪地域にて太陽光発電に貢献する、単結晶太陽光発電パネルとアモルファス太陽光発電パネルの地産地消型融雪装置として、国立研究開発法人・産業技術総合研究所 (シーズ支援)に公募し採択された。

また、福島県産総研連携再生エネルギー補助事業にも採択され、第61回福島県発明展にて福島県知事賞を受賞している。

互いの性質を活かすことで高効率を生み出す特徴
アモルファス太陽光発電パネルは古い技術とみられているが、単結晶太陽光発電パネルとアモルファス太陽光発電パネルの発電能力には正反対の性質があり、単結晶は外気温度が低温で、アモルファスは高温で発電能力を発揮するという。

また、単結晶は南向き、アモルファスは北向きでも明るさがあれば発電能力は十分に発揮される性質があるため、同システムでは、この性質を互いに活かすことで、高効率を生み出す特徴があるとしている。

なお同システムの施工費は、1m2当たり6万円から8万円(屋根形状により異なるため、事前相談が必要)となるが、年間の太陽光発電量により施工費用が還元されるとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社環境システムヤマノ プレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/

 

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