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アステックスとラズオラクル、ドローンを使った太陽光パネルの検査事業で業務提携

  • 2018年2月17日
  • エネクトニュース
ドローンによる太陽光発電パネル検査事業で業務提携
株式会社アステックスとラズオラクル合同会社は2月14日、赤外線カメラを搭載したドローンによる太陽光発電パネルの検査事業で、明2月15日に業務提携すると発表した。

アステックスの営業チャネルや検査ノウハウを活かし、ラズオラクルが国土交通省から取得した包括的なドローン飛行許可と承認を合わせ、太陽光発電パネルの検査が可能となったことから、業務提携することとなったもの。

これにより、全国のメガソーラー約5,100カ所の発電所を対象に、ドローンを使って不具合パネルを選別することが可能になるとしている。

太陽光発電における太陽光パネルの寿命は、20~30年といわれているものの、実際には5年間でパネルの不良が1%程度発生したという情報もある。また、2017年4月に施行された改正FIT法では、「保守と点検を行うこと」が規定され、「文書・情報の整理と保管」や「保守整備の記録」などが求められている。

アステックスは、ビルや商業施設などへの設置および動作試験が義務付けられている「非常用発電機」に対し、負荷をかけて動作検査をする負荷試験事業者となり、これまでに、火力・原子力発電所のほか、データセンターや大手アミューズメント施設やなど約500件を超える実績がある。

またラズオラクルは、企業の製品PR、観光PR、各種イベントの映像・デジタルコンテンツ制作に携わってきており、2017年には経済産業省が主導するアジア各国に向けた九州の観光誘致事業に関わり、観光地の映像を制作し海外5カ所(中国・韓国・タイ・台湾・香港)のイベントにも参画している。

初年度30件の受注を目標
実際の検査は、太陽光発電を行っている時間帯にドローンを飛行させ、赤外線カメラを用いて撮影を行うもので、正常な太陽光発電パネルは赤色に、故障などで発電量の少ないパネルは、正常パネルに比べ黄色に映ることで不具合を発見できる。

また、撮影した映像はリアルタイムでインターネットなどに配信できるため、メガソーラー運営事業者は、現場に出かけずに事務所などで不具合を精査することができるとしている。

なお、今回の許可期間は平成29年12月22日から平成30年12月21日までとなり、対象となる飛行経路は、日本全国(ただし、飛行マニュアルに基づき地上および水上の人および物件の安全が確保された場所に限定)となっている。なお両社は、今回の業務提携で初年度30件の受注を目指すとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社アステックス プレスリリース(@PRESS)
https://www.atpress.ne.jp/news/149387

 

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