サイト内
ウェブ

海流発電の「かいりゅう」、改良版がいよいよ出港

  • 2019年7月27日
  • エネクトニュース
短期試験に成功した実証機をさらに改良、長期試験へ
NEDOは7月25日、IHIと共同開発中の水中浮遊式海流発電機が、8月初旬に再び横浜から出港すると発表した。

「かいりゅう」は2017年に開発された発電出力100kW級の実証機。深度約100mの黒潮海域で海底にアンカーを打ち、発電機を水中約30m~50mの深度で浮遊させ、海流でタービンを回して発電する。鹿児島県十島村の口之島沖で短期の実証試験を行い、想定通りの性能が確認された。

その後実証海域での海流調査等を実施したほか、実証機の自動制御プログラムを改良し海流の乱れを整えるパーツを増設するなど、様々な改良を加えた。

実証機は8月初旬に再びIHI横浜事業所を離れ中旬に実証海域に到着し、設置工事と試運転を経て秋から1年以上の長期実証試験を開始する予定になっている。

海流エネルギーには再エネとして大きな期待が
「かいりゅう」の2017年の実証試験は、実際の海流を利用する100kW規模の海流発電として世界初の試みだった。

日本は四方を海に囲まれ、海流エネルギーに恵まれている。NEDOとIHIは海流発電の早期実用化を目指し、いよいよ長期試験を開始する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NEDO リリース
https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101166.html

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。