サイト内
ウェブ

水素を利用した建物全体のエネルギー管理を実証

  • 2019年7月25日
  • エネクトニュース
昼間は太陽光発電、余剰電力で水素を製造
清水建設は7月24日、産総研と共同開発した水素エネルギー利用システムの運用を開始したと発表した。

新システム「Hydro Q-BiC」は建物付帯型で、福島県郡山市総合卸売市場の管理棟に設置されている。太陽光パネル、水素製造装置と貯蔵装置、蓄電池、およびエネルギー管理システムで構成され、システム全体の最適な運用技術を確立した。昼間の太陽光発電で消費できない余剰電力を活用して水素を製造・貯蔵する。

管理棟ビルの電力需要が最大ピークとなる午前5時から9時までの間は、太陽光発電による電力に水素エネルギー由来の電力と蓄電池からの放電を上乗せして供給する。システムの導入によって建物のピーク電力の抑制が実現するとともに、CO2排出量が約40%削減できる見込み。

建物の省エネやCO2排出量削減に向けて普及拡大
福島県では2040年を目途に、県内のエネルギー需要を100%再生可能エネルギーで賄う目標を掲げている。

清水建設は今後、工場やホテル、病院など、様々な建物に対してシステム導入を提案して普及拡大を図り、建物の省エネやCO2排出量削減に貢献していく方針だ。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

清水建設 リリース
https://www.shimz.co.jp/

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。