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再生可能エネルギー100%のApple新拠点、4月オープン

  • 2017年3月2日
  • エネクトニュース
スティーブ・ジョブズが思い描いたApple社の新拠点「Apple Park」
画期的な製品・サービスで知られるApple社は、米国カリフォルニアに新拠点「Apple Park」を建設中だ。今般、同拠点への社員の移転を4月から開始することを発表した。総勢約12,000名の従業員の移転には6カ月以上かかる見込みで、社屋および敷地内の建設は引き続き今夏いっぱい行われる予定。

メインの建物は円環状の形をしており、世界最大規模の曲面ガラスで覆われた斬新なデザイン。広さ70 haのApple Park内には、Apple Storeや一般にも開放されるカフェを併設したビジターセンター、社員向けフィットネスセンター、研究開発施設などを配置。緑地部分には、社員用のウォーキング・ランニングコース、果樹園、草地、人工池まで設けられている。

Apple Parkは、創業者スティーブ・ジョブズが創造とコラボレーションの拠点たれと思い描いた形を実現させたもの。もし存命していれば2月24日で62歳になっていたはずの彼に敬意を表して、Apple Park内に併設されるシアターはスティーブ・ジョブズ・シアターと命名される予定だ。

再生可能エネルギーを100%使用、屋上にメガソーラー
Apple Parkのデザインは、建築デザイン会社Foster+Partnersの協力により実施。46 haのアスファルトとコンクリートの土地を、乾燥に強い約9,000本もの地元原産の樹木と草地とによって緑地に変換させた。

電力には100%再生可能エネルギーを使用する。屋上部分に17 MW分のソーラーパネルを設え、敷地内で太陽エネルギーを運用する世界最大規模の施設となった。また、Apple Parkは自然換気型の建物としては世界最大で、1年のうち9カ月間は暖房も冷房も不要になると見込まれているという。

AppleのCEO(最高経営責任者)であるティム・クックは次のように述べている。
「スティーブのAppleに対するビジョンは彼の生きた時代をはるかに越えて、現在の私たちにつながっています。彼は、Apple Parkを今後何世代にもわたってイノベーションの拠点とすることを企図していました。職場とそれを取りまく緑地は社員にインスピレーションを湧かせ、環境に配慮してデザインされています。私たちが築き上げた建物は世界で最もエネルギー効率に優れたもののひとつで、新キャンパスは完全に再生可能エネルギーだけで運営されることになります」
(プレスリリースより)

(画像はAppleホームページより)


▼外部リンク

Apple プレスリリース
http://www.apple.com/

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