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東芝、自立型水素エネルギー供給システムを受注

  • 2016年12月21日
  • エネクトニュース
東北電力の再エネにおける出力変動調節の研究に向けて
東芝は12月19日、東北電力株式会社(以下「東北電力」)から自立型水素エネルギー供給システムを受注したと発表した。

発電出力が気象条件によって変動しやすい、太陽光や風力などの再生可能エネルギーによる発電では、安定的な電力の供給が課題となる。そこで発電した電力の余剰分を一旦蓄積し、必要時に放電するシステムの研究が盛んに行われている。

今回東芝の受注したシステムは「H2One」の名称で、太陽光で発電を行い、その電力で水素を製造し、余剰電力を水素で貯蔵する。そのためシステムには水素貯蔵タンク、純水素燃料電池なども含まれている。

システムは仙台市内にある東北電力の研究開発センターに設置され、再エネによる出力変動調整の研究に使用される。東北電力は来年3月のシステム納入後、実証実験を行っていく。

再エネによる電力の需給調整で今後水素の活躍に期待
再生可能エネルギーによる発電での課題となっている需給調整の研究では、近年蓄電池を活用した対策が進められているが、水素を利用した需給調整システムも、今後の活躍が期待されている。

東芝はこれからも水素社会の実現を目指して、水素関連事業に注力していく方針だとしている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

東芝 リリース
http://www.toshiba.co.jp/

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