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伊藤忠エネクス、石炭灰の再利用事業を開始

  • 2017年10月11日
  • エネクトニュース
石炭火力発電所から排出する灰を建材などに
伊藤忠エネクス株式会社(以下「エネクス」) は10月10日、他2社と共同で8月に設立した合弁会社「カノウエフエイ株式会社」が、11月から営業開始すると発表した。

新会社はエネクスと株式会社ニチユウ、株式会社鹿野興産の共同出資で山口県防府市に本店を構え、石炭火力発電所から回収する石炭灰の再利用を行う。石炭灰は副資材を加えて処理すると、アスファルト舗装工事で用いる路盤材になるなど、リサイクルが可能だ。

事業はエネクスグループの防府エネルギーサービス株式会社から石炭灰を得て再利用・販売することから始めるが、今後は他の発電所も対象として事業を拡大していく予定だ。

これまで廃棄物処理されていた石炭灰をエコな資源に
石炭灰はこれまで廃棄物として処理されてきた。これをエコ資材として再利用することは、エネクスが目指す循環型社会の実現に寄与することになる。

2011年3月に起こった東日本大震災以来、多くの原発が操業を停止した。その結果生じたエネルギー供給の穴を埋めるために石炭火力発電所の新設・稼働が続いているという。新会社は今後、石炭灰が増加すると見込んでおり、新しいリサイクルビジネスで環境負荷の低減に貢献する。

(画像はエネクス公式ホームページより)


▼外部リンク

エネクス リリース
http://www.itcenex.com/newsrelease/2017/pdf/171010.pdf

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