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JR東日本が福島で計画する風発に環境大臣意見、生活・自然へ配慮求める

  • 2017年6月2日
  • エネクトニュース
環境アセスメント法等に基づき
環境省は5月26日、JR東日本エネルギー開発株式会社が福島県で計画している「(仮称)馬揚山風力発電事業計画段階環境配慮書」に対して、環境への配慮を求める環境大臣意見を提出したと発表した。

同事業は、福島県いわき市三和町において、最大で総出力36,000kW(2,000~3,600kW×10~18基)の風力発電所を設置するもの。

出力10,000kW以上の風力発電所の設置または変更の工事は、環境影響評価(環境アセスメント)法および電気事業法の対象事業だ。これらの法令に基づき、環境大臣は、提出された計画段階環境配慮書について、経済産業大臣からの照会に対して意見を述べることができる。

生活や鳥類に対する影響を配慮するよう求める
今回の意見では、事業実施想定区域内とその周辺に多数の住居等が存在していることから、風力発電設備等の設置位置次第では、重大な環境影響が懸念されることを指摘。

騒音・風車の影等による生活環境への影響や、鳥類に対する影響等について、回避や十分な低減ができない場合は、風力発電設備等の配置等の再検討、対象事業実施区域の見直し等を行うことを求めている。

今後、経済産業大臣から事業者であるJR東日本エネルギー開発に対して、環境大臣意見を勘案した意見が述べられる。同社は、意見の内容を検討した上で事業計画を決定。さらに事業段階の環境影響評価(環境影響評価方法書、準備書、評価書)を行うこととなる。

(画像は環境省HPより)


▼外部リンク

環境省 プレスリリース
http://www.env.go.jp/press/104093.html

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