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"パンの達人"木南晴夏が最近 見つけたおいしいパン屋さんは? 「食パンもふわっふわのもちもち」

  • 2024年5月25日
  • CREA WEB

木南晴夏さん。

 “恋・家族・ゴハン”を軸にした新しい形のホームドラマ『おいハンサム!!』が、笑いとほっこりムードそのままにSeason2、そして映画『おいハンサム!!』へと続きます。

 主演のハンサムことパパ・伊藤源太郎役の吉田鋼太郎さん、長女の木南晴夏さん、次女の佐久間由衣さん、三女の武田玲奈さん、ママのMEGUMIさんら主要キャストも続投、曲者揃いで愛おしい伊藤家劇場が目下熱く繰り広げられています。長女・由香を演じる木南さんは、伊藤家との再会に幸せを感じ「ハプニングすら楽しめる現場だった」と撮影を述懐する。


『おいハンサム!!』

 由香といえば、広告会社の“しごでき”社員でいながら、恋愛面はとにかく奔放。Season1では不倫にハマったり、年下くんに言い寄られたり…かと思えば、元彼の大森利夫(浜野謙太さん)とはクリーンでつかず離れずの関係を保ち、その小気味よい会話劇が視聴者を中毒にさせた。

 木南さんは「どのエピソードから見ていただいても、わからないところがまったくないドラマです!」と笑顔で太鼓判を押す。そんな彼女に「おいハン」特有の撮影エピソードや、自然でどの作品にも溶け込める木南さんならではの演技の秘訣、さらにはプライベートまでうかがい、盛りだくさんのインタビューとなった。


大変さより楽しさのほうが全然勝っている


木南晴夏さん。

――Season2をやる。​もう一度由香を演じると聞いたときは、どのような気持ちになりましたか?

 Season1の撮影中から「続編やりたい」と監督の山口(雅俊)さんがおっしゃっていたので、私も「きっとまた伊藤家に会えるんだろうな」という気持ちではいたんです。ただ、映画化には結構びっくりしました。「おー!! ……!?」みたいな(笑)。

――山口監督の演出は現場でいろいろ変わるそうですね。Seoson2でもそのような形でしたか?

 いえ、さらにパワーアップしていました。どんどん変わりましたね。Season1のときも大変だったんですけど、その大変ささえもすごく楽しめるような現場なんです。たとえハプニングが起こっても、「はい、出ました〜」みたいな感じで、みんながいじれるような環境なんですよ。Season2でも、大変さより楽しさのほうが全然勝っているような気持ちで撮影していました。


木南晴夏さん。

――伊藤家の皆さんは、木南さんも含め百戦錬磨の俳優がそろっています。皆さんとまたお芝居できる楽しさもありましたか?

 そうですね。さらに言えば、Season2はとにかくやりやすかったです。Season1の最初のときは探る、というか……それはどのドラマ・映画でも同じなんですけど、空気感を探らなきゃいけない感じが大体あるんです。でもSeason2ではそんなに期間も空かなかったですし、みんなとのやりとりのテンポをすぐ思い出した感じでした。

由香は何も変わらずずっとそのまま


木南晴夏さん。

――木南さん演じる由香はどうなっていくんですか……? 言える範囲で教えてください。

 言える範囲では……何にも起こらないです!

――何も起こらない(笑)。

 はい、何も起こりません(笑)。由香はSeason1同様、常に恋愛で迷って進んで迷って進んで、そして何も変わらずずっとそのままです。Season1では男性をとっかえひっかえしつつも、何となく出会いがあってモテていた由香が、Season2になると「あれ? ちょっと私モテなくなったんじゃない……?」という感じから始まります。

 けど、結局なんやかんや出会っていくんですよね。そのスパンがSeason1よりももっと短くなっています。1回デートに行って「ああ、嫌なとこ1個見つけた。はいなし、次」みたいに男の人を渡り歩いていくというか。……なんか男性にめっちゃ厳しくない……? みたいな人になってます(笑)。

 ちなみに、大森さんとの関係性もまったく何も変わりません!


木南晴夏さん。

――もう一点、大森さんとの仲も変わらないんですね! 「おいハン」の楽しみの一つに木南さんと浜野さんの掛け合いがあると思います。今回の撮影はいかがでしたか?

 大森さんはしゃべり方、歩き方、食べ方、とにかくすごく作らなきゃいけないキャラクターなんですよね。ハマケンさんが頑張って作っているのを、私たちは端から見て楽しんでいます(笑)。

 みんなで、「あ、大森さんになってるな」、「あれ、昨日の夜から練習してたんじゃない?」、「練習通りできました?」とか、ハマケンさんをいじっていました(笑)。


木南晴夏さん。

――本当に雰囲気がよいんですね!

 そうですね。「おいハン」は意外と作られていないキャラクターが多い中、大森さんだけはすごくキャラクター(が立っている)なので、みんなの冷ややかな視線をいつも浴びながら、ハマケンさんがすごく楽しそうにやられています(笑)。

テンポに合わせようと頑張って速くしゃべりました


木南晴夏さん。

――本作しかり、木南さんはナチュラルなお芝居が非常に上手ですよね。カメラの前で自然にいられる秘訣、いつも意識していることはあるんでしょうか?

 私としては毎作品、すべて勉強になると思って取り組んでいます。意識していることといえば、テンポを周りに合わせること、です。「おいハン」Season1初日のとき、次女と三女がすっごい早口だったんですね。「あ! こんなテンポで喋るんだ、この子たち!」とびっくりしつつ、自分もそのテンポに合わせようと頑張って速くしゃべりました。そうやってテンポを合わせると、「このドラマにすごく合う、なじむな」と感じられるので、基本的にはすごく合わせています。相手とのテンポが合わないとノッキングを起こしてしまうんですよね。

 逆に「おいハン」の後に入った作品では「めっちゃしゃべるの速いね」と言われたことがあって、「あ、『おいハン』のテンポになってた」と思いました。そこでまた戻して、ちょっとゆっくりしたりして。作品ごとにテンポ感は全然違うと思うので、相手や作品に合わせたりすることは心がけてます。


木南晴夏さん。

――確かに、『ブラッシュアップライフ』だと、また全然違うテンポやムードですよね。

『ブラッシュアップライフ』はもっとリアルに寄せたほうなので、あのしゃべり方なんですよね。「おいハン」はコメディ寄りといいますか。コメディのお芝居はしていないけど、セリフや起きてることはコメディみたいな感じなので、テンポも速いと思うんです。

 あとは山口さんの好きな感じがあるなあ、と。山口さんが大きい芝居を求める方ではないので、大きくリアクションすると「もうちょっと抑えてもらっていいですか」と言われるんです。山口さんの中での正解のリアルがあるので、少しテンションを下げたり大きくならないようにと、この現場では心がけていました。

最近見つけたおいしいパン屋さんは?


木南晴夏さん。

――木南さんといえば、パンの達人というイメージがあります。最近見つけたおいしいパン屋さんはありますか?

 最近は、BAKER Aoyagiにハマっています。もともと原宿で、なんすかぱんすかというパン屋さんで働いていた青柳さんという方が独立されて、BAKER Aoyagiを作られたそうなんです。

 そのことを全っ然知らなくて、たまたま「なんかおいしそうなパン屋さんだな」と思って入ったら、「あれ? なんかこの人見たことある……」と(笑)。その店主が青柳さんで、置いてあるパンも私のすごい好きな、なんすかぱんすか系のパンだったんです〜!

――ものすごい嗅覚ですね!!

 それは、もう(笑)。当然のようにめちゃくちゃおいしくて、行くと買いまくってしまいます。子供もBAKER Aoyagiのパンだったら、食パンを一斤食べちゃうんじゃないか、というくらい大好きで。

 食パンもふわっふわのもちもちで、ちぎって食べたい食パンなんです。


木南晴夏さん。

――オフィシャルSNSを拝見すると、ラインナップもかなり豊富ですね。

 何を食べても間違いないです。私は特にデニッシュボールというパンが好きで。シュークリームみたいな形になっていて、上下の皮部分のところがデニッシュ生地なんです。すっごくおいしいのでお勧めです。

――現在発売中のCREA春号は台湾特集です。木南さんが今年計画している旅の予定はありますか?

 今、ロンドンに行きたいです。大学時代の友達がロンドンに永住していて、その子に会いたくて。あとはミュージカルを見るのが大好きなので、向こうで見たいなと思っています。ちなみに……もう一人仲良しの大学の友達も、親子留学で今ロンドンに行っているんですよ!

 そんな仲良い子が2人も同時期にロンドンにいるって、なかなかないじゃないですか。その間に「ロンドン行きたいなあ」と思っています。行くなら1カ月くらいは行きたい……となると、子供のことを考えるとさすがに現実味がないというか。なので、2〜3年以内に行けたらいいなあという願望があります。


木南晴夏さん。

――ぜひ行かれたらまた思い出話をシェアしてください。国内旅行だと、いかがですか?

 昔、家族で軽井沢によく行っていて、軽井沢は好きなのでまた行きたいです。以前行ったときは、一軒貸しのおうちを借りて、チャリンコでお散歩したり、パン屋さんに行ったりしました。

 コスモスの時期だと、ロープウェイで上まで行ってコスモス畑を見たりもしました。これからの時期、ちょうどキレイに咲いていそうなので行きたいです。


木南晴夏さん。

――たくさんのお話をありがとうございました! 最後に「おいハン」​、そして映画『おいハンサム!!』を楽しみにしているCREA読者にメッセージをお願いします。

『おいハンサム!!』Season1、2をご覧になってくださっていた方々、映画『おいハンサム‼』はさらにバージョンアップしてパワーアップした伊藤家やほかのキャラクターたちがご覧いただけます。

 また「Season1、2見ていないよ」という方でも、謎があるだの、Season1から気にしなきゃいけない関係性だのが、一切ない作品です。映画から見ていただいても分からないところがまったくない作品になっていますので、ぜひ気軽な気持ちで見ていただけたらと思います。6月21日からの映画『おいハンサム‼』も楽しみにしていてください! 

◎衣装クレジット

シャツ 37,400円(BY MALENE BIRGER)、パンツ 36,300円(HAIKURE)、左イヤーカフ 19,800円(Musseles and Muscles)、左人差し指リング 8,800円(Musseles and Muscles)、右イヤーカフ 28,600円(Musseles and Muscles)/SHOMROOM LOYTO/03-6859-8112

左中指リング 33,000円〜、右中指リング 77,000円、右人差し指リング 72,600円〜、コインネックレス 25,300円、ネックレス 115,500円 5点 MARIHA/03-6459-2572

ベルト、シューズ スタイリスト私物

文=赤山恭子
撮影=深野未希
スタイリスト=中井綾子(crêpe)
ヘアメイク=坂本志穂(グラスロフト)

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