のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。
きょうの当番は、白央さん。
「白央篤司のいいもの見つけた!」シリーズ、今回はごはん泥棒もいいとこ、桜エビの沖漬けをご紹介します。
うまいのよ、これが……。静岡県の由比(ゆい)エリアは桜エビの名所、揚がったばかりの桜エビをその日のうちに沖漬けし、冷凍パックしたものです。
・桜えびの沖漬け:好きなだけ
・ごはん:1膳分
(1)ごはんを器によそい、桜えびの沖漬けをのっける。
臭みなどはまるでなく、醤油の辛みもおだやか。噛むとほんのりエビの甘みが感じられて、白飯に合うことうけあい。うちのツレは「全部食べたい! 全部食べたい!」と叫びながらがっついていました。
おいしいもののっけ隊(隊員2名)
白央篤司(はくおう あつし)
フードライター。「暮らしと食」、日本各地のローカルフードを中心に執筆する。新刊『台所をひらく 料理の「こうあるべき」から自分をほどくヒント集』(大和書房)が先日発売されたばかり。
https://www.instagram.com/hakuo416/
しらいのりこ
お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko
文・撮影=白央篤司
イラスト=二村大輔