古都鎌倉にたたずむセイロン紅茶の専門店「TEA LENTEE」でワンランク上の紅茶探し♪

  • 2025年4月19日
  • ことりっぷ


鶴岡八幡宮のすぐそばにお店を構える「TEA LENTEE(ティーレンテ)」は、店主が茶葉をスリランカから直接仕入れるセイロン紅茶の専門店。オリジナルの赤い缶に質の高い茶葉を常時15種類ほどラインナップするほか、おしゃれなポットやティーストレーナーなど紅茶を楽しむためのアイテムも充実しています。奥の深い紅茶の世界に触れられるお店をご紹介します。
深紅の紅茶缶が棚を埋め尽くす紅茶の専門店「TEA LENTEE」。店主のアトゥコーララ 睦美さんがスリランカで仕入れる茶葉は、スリランカ政府認定の熟練ティーテイスターが産地やグレードごとにテイスティングした選りすぐりの品物で、少量ずつ仕入れているのでいつも新鮮な茶葉が揃います。
インド洋に浮かぶスリランカは世界有数の紅茶の産地として知られ、この地で摘み取られた紅茶はスリランカの旧国名・セイロンから「セイロンティー」と呼ばれます。スリランカにはディンブラをはじめ7つの主要産地があり、このお店ではそうした産地ごとの茶葉と、ドライフルーツやハーブを独自にブレンドしたフレーバーティーを扱います。
店内は約15種類の紅茶が並びます。専門店ならではの楽しみ方として、産地ごとの特徴を知りながら選ぶのもおすすめです。
セイロンティーの風味は、栽培される標高や、インド洋から吹き付けるモンスーンによって変わります。例えば、高地産の「ウバ」は爽快な渋みが特徴、低地産の「ルフナ」は濃厚でコクのある味わいです。その他にも、花のような香りの「ヌワラエリア」、渋みが少なくアイスティーにもぴったりな「キャンディ」、キャラメルのような甘い香りの「サバラガムワ」など、バリエーション豊か。北海道より一回り小さなスリランカの島で、産地ごとに異なる個性が育まれています。
紅茶を美味しく淹れるコツも、店主に教えていただきました。よく知られているポットやティーカップをあらかじめ温めておくのに加えて、茶葉を蒸らす際にはお湯を高い位置から注ぎ、対流を促すことで香りがより引き立つそうです。
フレーバーティーは、紅茶本来の味わいにフルーツの甘み、ハーブの爽やかさが加わります。ジンジャーやシナモンなどのスパイスを数種類ブレンドした「アーユルベーダ―スパイス」など体の調子や季節に合わせて楽しめます。
春にはリンゴの香りが広がる「スプリングブルーヘン」、夏には爽やかなフルーツとハーブを組み合わせた「サマーパンチ」が登場します。秋冬には、心をほっと癒してくれる「オータムレッド」や「ウィンターハイス」など、気分や季節に合わせて楽しめるラインナップです。
自分好みの茶葉を見つけたら、おうちでのティータイムもさらに豊かに。このお店の茶葉は鎌倉市内のカフェや美術館のティールームでも使われていて、知らず知らずのうちにいただいているかもしれません。紅茶の香りに包まれながら、鎌倉の余韻に浸るひとときを過ごしてくださいね。

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