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時間制でマイペースに過ごせる渋谷のブックカフェ「森の図書室」

  • 2023年5月29日
  • ことりっぷ


にぎやかな渋谷のスクランブル交差点からほど近い雑居ビルのなかにある「森の図書室」。壁面いっぱいに単行本や新書、文庫本をはじめ、写真集、児童書や漫画に至るまで、圧巻の冊数の本が並びます。好きなドリンクを手に、静かな空間で思い思いに時を過ごしてみませんか。
渋谷のスクランブル交差点からほど近い雑居ビルの8階。エレベーターで上がった先、スタイリッシュな雰囲気の木製のドアが「森の図書室」の入り口です。ドアの横にあるインターホンを押し、出てきたスタッフの案内により店内へ。
ドアの内側に足を一歩踏み入れると、目に入るのは、やわらかなオレンジ色の白熱灯の下の大きな本棚。まるで外国の書店のように天井までの高さの本棚が、壁面いっぱいに造作されています。ビルの外の喧騒から切り離されたおとなの秘密基地のような雰囲気です。
以前は道玄坂にあった店が2021年10月の末に、より駅に近い現在の場所に移転オープン。店内には様々なジャンルの本がそろいます。
店内は図書館のようなイメージですが、過ごし方は自由なのが魅力。ひとりでも友達と一緒でも、気楽に訪れて好きな本についてのおしゃべりも大丈夫。利用は時間制で、飲み物を9種類から選ぶことができます。店内はコンセントやフリーWi-Fiを接続できるため、勉強や仕事をするサードプレイスとしての利用も可能です。
とはいえ、本好きなら素敵な本と出合いたいもの。
本棚から気になるタイトルを手に取るのもいいのですが、「森の図書室」ならではの選び方はいかがでしょう。カウンターに展示されているスタッフおすすめの本や、店内にある本についてのお客さんのひとことが記された「みんなの読書感想文」のファイルをめくったり、コメントから今の気分に合う1冊を探してみるのも楽しいですよ。
店内で提供されているメニューは、書籍からインスピレーションを受けたもの。メニューから本が気になる、という逆説的な出会いもありそうです。
「魔女の宅急便」に登場するケーキをイメージした「チョコレートケーキ」は、ほんのり温めてサーブしてもらえるので、甘い香りが鼻をくすぐります。
夕方から利用するなら「フリーアルコールプラン」(1時間1650円、3時間3300円)をどうぞ。
ソフトドリンクに加えてお酒も選ぶことができるので、ほろ酔い気分で楽しむのにぴったりです。「電気ブラン」は、明治時代に浅草で考案されたブランデーベースのリキュール。当時の文豪が愛飲し、京都を舞台にした小説「夜は短し歩けよ乙女」にも登場。ロックでいただけばレトロクラシックな気分に浸れます。
ドリンクとともにコースターにもご注目を。表には本のタイトルとイメージのデザイン、裏にはおすすめのコメントが印刷されています。全24種類ある中からランダムにもらえるので、おみくじのような気分で読んでみるのもいいですね。
スタッフのおすすめやお客さんからのリクエストからテーマとなる1冊を選び、感想を語り合う「読書会」も月に1回開催しています。初めての方の参加も多いそう。公式インスタグラムでスケジュールやテーマを発表しているので、チェックしてみてくださいね。
本に囲まれた空間で、自分らしいひとときを過ごせる「森の図書室」。ぜひ扉を開いて、新しい出合いを楽しんてみてはいかがでしょうか。

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