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だし茶漬けで〆る、京都祇園にある鴨のひつまぶし専門店「Gion Duck Rice」

  • 2022年5月1日
  • ことりっぷ


四条花見小路から歩いてすぐにある、祇園ファーストビルの地下1階。祇園はんなり横丁の一角にある「Gion Duck Rice(ギオンダックライス)」は、鴨を使ったひつまぶし専門店です。
裏路地の隠れた場所にあり、看板には鴨とラーメンの絵が描かれているだけという、近くの鴨ラーメン専門店「Gion Duck Noodles(ギオンダックヌードル)」のセカンドブランドです。
オーナーシェフはフランス料理を修業したのち、2016年夏「menroku麺麓」を大阪府枚方市にオープン。その後姉妹店として、祇園に「Gion duck noodles」、オフィス街に「麺麓menroku 烏丸御池店」を開業し、2022年2月に新たなスタイルのお店として「Gion Duck Rice」をオープンしました。
これまで使用してきたドイツ産ライ麦の全粒粉麺に代えて、今回は初のごはんメニュー、鴨のひつまぶしです。
ひつまぶしには、もちもちした食感や炊いたときの粒の光沢が良いという「ひのひかり」を使い、その上には低温調理して皮目をあぶった主役の鴨を食べやすい厚さにスライスをしてのせています。そして、真ん中には京丹波産の金鵄の赤彩卵(きんしのせきさいらん)の黄身を落とし、エディブルフラワーなどを飾ります。
鴨は、すべて紀州鴨を使用。温暖な気候の中、平飼いでストレスのない環境で育てられた鴨は、脂ののりが良く赤身もきめ細やかだといいます。オーナシェフ自ら現地に出向き、人と会い飼育環境を見て決めた、最高級の鴨肉です。
木のトレーには、ひつまぶしのほかに、昆布とカツオにシイタケも加えた和だしが入る小さな鉄瓶急須、スパイス3種類が入った試験管、カツオを入れたドリッパーとガラスの器に、ネギなど3種類の薬味系。そして、取り分けるごはん茶碗としゃもじがのっています。
目の前に出された瞬間に、遊び心が感じられて、思わず写真が撮りたくなるほどですよ。
特に決まった食べ方はないといわれますが、最初はそのままいただくのがおすすめ。そのあと薬味だけ追加したり、農家の方から直接仕入れるというオーガニックぶどう山椒、オーガニックゆずに、自家製黒七味のスパイス3種を試してみたりと、好きな味わい方を探してみてくださいね。
また、だし茶漬けという味わい方もあります。鉄瓶のおだしをカツオ入りのドリッパーで濾して、追いだしをつくり味わうだし茶漬けは〆におすすめです。
お店はカウンター席が中心で、一人でも気兼ねなく訪れることができます。フレンチの繊細な盛り付けを感じさせる美しいひつまぶしで、改めてジューシーで旨味ある鴨のおいしさを堪能できますよ。
ただし「Gion duck noodles」同様に「Gion Duck Rice」も、看板はありません。目印は鴨とお茶碗にこんもり盛られたごはんの絵です。週末には行列ができることもあるので、それでわかるかもしれませんが、探していく楽しさもあります。

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