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お気に入りの本を開いて、クリームソーダでひと休み。神保町「さぼうる」

  • 2021年12月23日
  • ことりっぷ


神保町にある「さぼうる」は、時間を忘れさせてくれるような不思議なたたずまいの老舗喫茶店。居心地のよい空間で、クリームソーダを片手に一休みしてみませんか。
本の街・神保町の駅から徒歩すぐ、白山通りから入った細い路地にたたずむ「さぼうる」。
入り口に置かれたトーテムポールや、年季が入って味わい深くなった木製の看板が醸し出す、多国籍で雰囲気に不思議と惹きつけられる喫茶店です。
1955年のオープンから今年で66年を迎え、3代目マスターの鈴木さんが営む「さぼうる」。芸術家でもあった初代のオーナーが付けた店名は、スペイン語で味や味わいを意味する「SABOR」に由来するのだそう。
お店のテーマは“珈琲と洋酒のお店”。日が落ちてからはお酒もOK。近くにある大学の学生さんや、本の街・神保町らしく出版関係のお客さんも多く訪れます。
ログハウスを思わせる店内は、半地下や中二階に置かれた低いテーブルや、温かみのある照明が隠れ家のような雰囲気。店内のそこかしこに飾られているこけしや土鈴などの民芸品が印象的です。
オーナーが集めたものかと思いきや、すべてお店のお客さんのおみやげなのだとか。都道府県や国を超えて長年かけて集まったそれらが不思議と調和しています。
長年愛されているドリンク「クリームソーダ」は、ブルーやグリーンの定番の4色のソーダに10年かけて、珍しいオレンジやパープルなどを増やしてきたのだそう。今年は新たにホワイトが加わり、全部で7色に。
このクリームソーダは、ブログやSNSでレトロな喫茶店を紹介する活動をしている難波里奈さんが手がけた絵本『なないろのクリームソーダ』をきっかけに生まれたのだそう。
オーダーを受けてから作る「いちごのフレッシュジュース」は、生のイチゴならではのみずみずしい香りと、まろやかな甘さの優しい味わい。氷専門店の氷を使っているので溶けにくく、デザート感覚で楽しめます。
小腹がすいたときには、パンを使った軽食をどうぞ。パンの卸専門店「サンワローラン」から毎朝配達してもらっているパンを使った、サンドイッチやトーストのメニューが充実しています。
「ピザトースト」は、厚めに切られたパンにたっぷりのチーズが食べごたえのあるひと品。昔ながらの味わいのコーヒーと一緒に味わうのがおすすめです。

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