
全国各地のおいしい・かわいいお菓子を紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みが詰まった逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は岩手県の「子馬のポルカ」をご紹介します。
岩手で毎年6月の第2土曜に行われる「チャグチャグ馬コ」をご存じですか?色鮮やかな装束をまとった約100頭の農耕馬が、滝沢市の鬼越蒼前神社から、盛岡市中心部の盛岡八幡宮まで行進する伝統行事です。
「子馬のポルカ」は、春に生まれた可愛い子馬が、母と一緒に参加し、沿道を軽やかに走る愛らしいイメージから誕生したお菓子。クルミと岩手県滝沢産のおいしいお米のパフ、キャラメルを香ばしく絡め焼き上げたフロランタンです。馬の形を模した最中のサクッとした食感とのバランスも良く、軽やかに食べられます。
「子馬のポルカ」は、「創菓工房みやざわ」から1966(昭和41)年に発売された「チャグチャグ馬ッコ最中Ⓡ」の姉妹品。最中の皮のモチーフとなっている馬の装束に着けられた鈴が響く音が「チャグチャグ」と聞こえることが、行事の名前の由来なのだとか。馬を主役にした祭りは、世界的に見てもとても珍しいのだそう。
「創菓工房みやざわ」では、盛岡産のりんごや黒平豆を使用したお菓子を多く手掛けています。地元食材や風物詩をお菓子から盛岡の清涼な空気を感じられるようです。