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これから何回か、El Tesoro de la Vida(エル・テソロ・デ・ラ・ビダ)というキャンプについて書いてみたいと思っています。これは今年25周年を迎えた、肉親を失う経験をした子どもたちのためのグリーフキャンプで、7月の終わりから1週間、テキサスの体が干からびてしまいそうな暑さの中、参加させてもらいました。 ![]()
そこには「生きていてくれて、本当にありがとう」という思いがあります。キャンパーが家族を亡くした理由はさまざまです。病気による死別もあれば、自殺、殺人、薬物によるものもあり、中には目の前で親が殺されるという経験をした子さえいます。そのような彼らの人生は過酷です。大切な人の死に加え、周囲の大人たちの環境の変化によって、さまざまな生活上の変化も強いられています。翌年のキャンプに参加できないこともあるし、自ら死を選んでしまうことだって十分にあり得るのです。 |