
外階段のついたアパートを上ると、隣の家の部屋が見えてしまう。カーテンを開けたまま、隣人と視線が合うこともあった。そんな物件に住んでいた友人の体験を漫画にした退屈健(@taikutsu1)さんの「隣のアパートの外階段」を紹介したい。実話ベースのため、スッキリとしたオチがあるわけではないが、人間の存在が一番怖いという話だ。
■リアルな話しだからこそ、ゾッとする!
カーテンを開けたままで過ごしていると、隣のアパートの外階段から部屋の中が丸見えになってしまう。そんなアパートに住んでいた友人の実話がベースになっている本作。
自室で逆立ちをしていたときに、外側から見えたらホラーだなと慌ててカーテンを閉めることに。そのとき、外階段には女性が立っていたそう。1時間後に確認するとまだいる!友人に話すと嘘だと疑われたため、証拠を残そうとスマホカメラを向けたら…という展開。
作者の退屈さんは、最初にこの話を聞いたときには、謎が解けたわけではなかったので、怖いよりも先に心配になったと言う。本作を描く上で気をつけたポイントとしては「ホラー漫画の描き方はわからないのですが、自分なりに読んでゾッとする雰囲気になるよう描きました」と語ってくれた。
実際に体験すると、とても怖い話だと思うが、特にポストインするところは、読者からも雄叫びが上がっていたようだが、作者としては「描いているときにずっとそのコマを眺めていたら、怖いのか怖くないのかわからなくなってました」と言う。
オチとしては「女性が去ったタイミングとポストに投函されたタイミングがたまたま重なっただけで、チラシを投函した方は別だと思われます」と退屈さん。ゾッとする展開に目が離せない。
取材協力:退屈健(@taikutsu1)