
自身が主人公のエッセイ漫画をTwitterに投稿している、をぎくぼ虫(@wogikubomushi)さん。当初は、身近に起きるおもしろい出来事を友達に伝えるために描いていた漫画だったが、髭にもじゃもじゃ頭という見た目も中身も濃いめなキャラクターがウケて、徐々にTwitterで注目されるように。今回は5月10日が「メイドの日」ということで、実体験漫画「初めてメイド喫茶に行った思い出」を紹介したい。また、本作について語ってくれた、をぎくぼ虫さんのインタビューもお届けする。
これはぎくぼ虫さんが、高校生のときの話。卒業旅行で自由時間があったため、友達と秋葉原へ。テレビなどでよく見る秋葉原の街並みに感動した一同は、メイド喫茶へ行くことに。
ただ、下調べはしていなかったので、とりあえず見かけたお店へ。ドアを開けると「おかえりなさいませ、ご主人様~!」と、メイドさんが笑顔でお出迎え。早速注文しようとメニュー表に目をやると、高校生にとってはどれも高額で驚きつつも、友達はオムライスを、をぎくぼ虫さんはぎりぎり3桁のケーキセットを注文することに。友達の注文したオムライスにメイドさんがケチャップをかけてくれていたのが羨ましく、自分の注文をめちゃくちゃ後悔!
だが、をぎくぼ虫さんにも「初めてですよね?」などメイドさんが明るく話しかけてくれた。そして、クラスの女子ともまともにしゃべったことがなかったをぎくぼ虫少年は思った。「これはいけない!好きになってしまう!」。
そうこうしていると、注文したケーキセットに、メイドさんと格ゲー(格闘技ゲーム)できる特典があることに気づく。勝てば一緒に写真が撮れるということで、早速挑戦したのだが…。思わぬ結末に、をぎくぼ虫さんたちはあることを悟る!!
今回は、作者のをぎくぼ虫さんに、本作で描かれた出来事について話を聞いた。
ーーもともと、をぎくぼ虫さん含めお友達と「秋葉原やメイド喫茶に行ってみたいね」といった話はされていたのでしょうか?
このころは(ドラマや映画で話題となった)『電車男』などでオタク文化がかなりフィーチャーされてまして、その影響で秋葉原が自分と友達の中では憧れの存在でした。「秋葉原はなんか凄いらしい」とか「メイド喫茶はなんか良いらしい」とかフワッとした情報しか持ってませんでしたが…。
ーー一緒に行かれたお友達の反応はいかがでしたか?
友達もかなりハマっていたようで、僕がゲームで負けたあとに同じメニュー頼んで、ゲームにチャレンジしていました。同じく惨敗していて、おもしろかったです。
ーー今、をぎくぼ虫さんが行ってみたい場所はありますか?
いろいろあるのですが、1番はサーカスですかね。小さいころに読んでいた本に出ていて、いつかは行ってみたいとずっと思ってます。
現在では、メイド喫茶は外国人にも人気で、もはや日本文化のひとつ、と言っても過言ではない存在となっている。ちなみに筆者は、十数年前に「メイド居酒屋」には行ったことがあるのだが、皆さんはメイド喫茶に行ったことはあるだろうか。
画像提供:をぎくぼ虫(@wogikubomushi)