「ポイ活」と聞くと、ポイントをためることにフォーカスしがちですが、ため方だけでなくポイントの使い方次第でも大きな差がつきます。ついついごほうび使いしてしまわず、ポイントを投資に回すとさらに増える可能性が……!主婦投資家のりりなさんにポイントの使い方をお聞きしました。
教えてくれたのは▶りりなさん
30代の主婦投資家。結婚を機に2018年から投資を始め、投資歴5年で総資産3000万円を達成。Instagramなどでお金の情報を発信中。著書に『はじめ時はいつも今主婦にやさしいお金の増やし方BOOK』(KADOKAWA)がある。
"出口の選び方"で違いが出る!ポイントはごほうび使いするより投資する時代
■ものを買うのにポイントは使わない!
ポイントがたまっていたら、何を買おうかと考えてしまいがちですが、「たまったポイントでものを買ってしまうのはもったいない」と、りりなさんは指摘します。
楽天市場での買い物に楽天ポイントを使うと、もらえるポイントが減ってしまいます。買い物をするときはポイントをためるのを優先して、使わないことが鉄則です。たまった通常ポイントは投資に使えるので、楽天証券の新NISA口座で投資信託を買うこともできます。
りりなさんは、楽天モバイルと楽天マガジンの支払いをポイント払いに設定しておき、残った通常ポイントは投資に使うようにしています。「ポイントは、ごほうび買いではなく、投資に使う時代です」
りりなさん月約2万円分の楽天ポイントの使いみち
■通常ポイント
∟楽天モバイルで携帯電話料金の支払い(約3300P)
∟楽天マガジンで雑誌のサブスク代の支払い(約293P※)
※楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を利用し、楽天マガジン月額プランを利用の場合
∟楽天証券で投資する(残りのポイント)
毎月2万~3万のポイントがたまるので、そこから楽天モバイルと楽天マガジンの支払いをし、残りを楽天証券での投資信託購入や、楽天ウォレット(SPUのポイントアップには該当せず)での暗号資産投資に使っています。
■期間限定ポイント
∟楽天西友ネットスーパーで食料品などを買う(全ポイント)
期間限定ポイントは投資に使えないし、使える期間が短いので、楽天西友ネットスーパーで食材を買うときの支払いや、楽天ペイでコンビニの支払いをするときなどにこまめに使っています。
買い物でもポイントをしっかりためてブレない買い方ならさらに効率よくたまる
主に楽天市場で買い物をしてポイントをためているというりりなさん。そのムダのない買い物術について聞きました。
■ポイントもたまって「選ぶストレス」もなくなる買い物のしかた
服
インスタで服をチェック
⇒楽天市場で楽天カード払い
Instagramで「この人の洋服かわいいな」と思ったらチェックしておき、楽天市場で探して購入。もちろん、楽天カード払いにしてポイントをためています。特に決まった店はなく、Instagramの情報から買うものを決めます。
コスメ
パーソナルカラー診断を受ける
⇒自分に合うものを買い続ける
あらかじめカラー診断を受けて、自分に合う色や使うといい化粧品を教えてもらったので、それを自分の定番にして、なくなったら同じものを楽天市場で買うというサイクル。お試しの必要もなく、悩まずにすむのでラクです。
その他『ほったらかしポイ活』で大切なこと
ほかの経済圏の動きもなるべく把握しておく
りりなさんは、楽天経済圏でのサービス利用を徹底していますが、ほかの経済圏の情報もチェックしています。
「新NISAで日本株を1株ずつ買いたいのですが、そのときの手数料を比較すると、SBI証券が安いことが分かり、三井住友カードを作りました。三井住友カード ゴールド(NL)は、積み立て投資をする際にポイントが1%つき、年100万円以上利用※で翌年以降の年会費が永年無料となりおトクです。また、楽天証券でも楽天カードと楽天キャッシュで投信積立をすると、毎月合計10万円までポイント還元対象となるのが魅力です。」
※一部、利用金額の集計対象とならない取引があります。
例えば他社のこんな情報
メルカリ:売上金で投資できるようになった
三井住友カード:高ポイント還元になるカードが登場する など
※この特集に掲載している情報は、2024年2月1日現在のものです。ご利用の際はホームページなどで最新の情報を確認してください。
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投資歴5年で総資産3000万円を達成したりりなさんのポイントの使い方は、さすがです! 徹底していますね。投資に使えない期間限定ポイントは、買い物に使うことを忘れずに!
取材・文/生島典子 イラスト/志喜屋麻美