「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる。「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。テストの前の日に限って部屋の掃除がしたくなる。
理由はよくわからないけど、誰もが一度は経験したことのある「あるある」な現象ではないでしょうか? 実はこうした現象にはちゃんと理由があったり、研究者によって名前が付けられていたりするんです。それでは、そんな「ふしぎ現象」の名前と由来を、楽しいイラストとともに見ていきましょう。
これを知れば、家族や友達に自慢気に語れること間違いなし! ご近所さんとの会話や職場でのエレベータートークにもぴったりです。
※本記事は「ふしぎ現象」研究会 編集、ヨシタケシンスケ イラストの書籍『大人も知らない? ふしぎ現象事典』から一部抜粋・編集しました
~大人も知らない? ふしぎ現象~
久しぶりに親戚の大人に会うと、みんなが「あっという間の1年だった」と言う…ナンデ?
それは… ジャネーの法則
学校の夏休みはあっという間に感じられるかもしれないですが、大人の感覚だともっと早いです。哲学者のジャネが発案し、甥で心理学者のジャネが本で紹介した「感じられる時間の長さは、年齢と反比例の関係にある」という説は、「ジャネーの法則」と呼ばれています。10歳の1年は全人生の10分の1ですが、50歳の1年は全人生の50分の1しかありません。つまり、50歳の1年は10歳の5倍も早く感じられるのです。
■ふしぎ現象コラム
「ジャネーの法則」に当てはめると、体感時間としては100歳の人の人生の真ん中は20歳、80歳の人の人生の真ん中は10歳になるそうです。計算した人も驚いたでしょうね。
編集=「ふしぎ現象」研究会、イラスト=ヨシタケシンスケ/『大人も知らない? ふしぎ現象事典』(マイクロマガジン社)