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「地中熱利用」 Q&A解説

読み:
ちちゅうねつりよう
英名:
Ground Thermal Energy
  • Q: 地中熱はどこで利用されているの?
    未利用エネルギーのなかでも注目度の高い地中熱利用は、どこで導入されているのだろうか?

    A: 地中熱利用は、地中熱の性質を冷暖房などに利用する、未利用エネルギーの一種だ。欧米では数十万件以上で利用されているが、日本ではまだ導入例が少ない。それでも、民間のハウスメーカーが、戸建住宅向けに地中熱を給湯熱源に利用する「地中熱利用ヒートポンプ給湯・冷暖房システム」を開発、販売するなど、少しずつ実績を増やしている。一方、ヒートポンプを使わずに、地下の浅いところに埋設したパイプに空気を通し、それによって集めた地中の冷熱を室内の冷暖房や換気などに直接利用するシステムもある。こちらは戸建住宅を中心に、全国で800件以上が施工されている。

  • Q: 地下熱が利用されていることを見てみたい。
    地中熱利用ヒートポンプシステムが実際に導入されたところを見ることはできるのだろうか?

    A: 年間を通じて温度が一定である地中熱の性質を生かして、地下を冷房時の排熱先と暖房時の熱源として用いるのが地中熱利用だ。神奈川県川崎市では、地中熱に関する研究を地元企業などと共同で実施。同市の南河原こども文化センターで、地中熱利用によるエアコンを試験運転し、一般のエアコンと比べてどれだけ環境によいのかを検証している。また、同センターの正面入口には、CO2の排出量や省エネ効果などがリアルタイムでわかる「見える化モニター」が設置されている。

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