2025/04/05 08:53 ウェザーニュース
今日5日(土)の朝は西日本から東海の一部で「ハロ」や「アーク」などの光学現象が現れています。この後の天気の崩れを予兆している現象ですので、お花見などへのお出かけは念のため雨具があると安心です。
中国・四国から近畿、東海の上空に薄い雲が広がってきました。薄雲を構成している小さな氷の粒が太陽の光を屈折させることによって、周囲に「ハロ(日暈)」と呼ばれる光のリングが出現しました。
プリズムを通った光が虹色に分かれるのと同じ原理で、光の強い部分は視野半径角22度のところに現れます。また、タンジェントアークや環天頂アークなどが見えた所もありました。
今日のハロを作り出した薄雲は、日本付近を覆っている高気圧の後ろ側に広がっているものです。さらにその西からは低気圧が近づいていて、午後にかけては雲が厚みを増してきます。
西日本の早い所では夕方から雨が降り出し、夜にかけて雨の範囲は拡大する予想です。特に夜桜見物などに出かける予定がある場合は、折りたたみの傘など雨具をご用意ください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)