2025/05/20 16:19 ウェザーニュース
明日21日(水)は梅雨前線が北上し、西から天気が下り坂になります。九州や四国など太平洋側の地域では雷を伴った強い雨や大雨に注意が必要です。
明後日22日(木)には雨の中心が東日本に移るとみています。
明日は東シナ海から気圧の谷が接近し、梅雨前線が九州南岸まで北上する見通しです。前線上には次第に低気圧が発生し、夜にかけて九州南部〜西日本南岸付近を東進するとみられます。
このため、西日本〜東海は天気が下り坂で、九州や四国太平洋側、近畿南部は午前中から、そのほかの地域は午後を中心に雨が降る予想です。
前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が強く流れ込むため、前線の活動が活発になって周辺では雨雲が発達します。太平洋沿岸部を中心に、強雨や雷雨に注意が必要です。
低気圧が通過する九州は、東シナ海側や南部を中心に1時間で50mm以上の非常に激しい雨となって、大雨になるおそれもあります。道路冠水や河川の急な増水に注意し、荒天時の無理な移動は控えるようにしてください。
明後日になると低気圧は東日本の南岸付近に進むため、朝は東海〜関東の南岸で雨の強まる可能性があります。ただ、梅雨前線は南下傾向で、西日本〜東日本の太平洋側では雨は段々と降りにくくなる見込みです。
一方、前線が停滞しやすくなる沖縄は、このタイミングで梅雨入りとなる可能性があります。
梅雨前線の動向は不確実性が大きく、雨の範囲や強まる地域はまだ変化する可能性があります。こまめに最新の情報を確認するようにしてください。