
新人にダメ出しされて闇堕ちしたかっぱ子さん / 画像提供:かっぱ子(@kappacooooo)
社長が社員を緊急招集!「無能の集まり」「給料が低いと愚痴ばっか」と言い始めた。そして「結果を出さないやつに払う給与なんてない」と一喝!「始業30分前に出社して『自分たちの何が悪いのか』ミーティングしろ」と言い出した。その発言で一気に退職する人が続出!?ゆるいブラック企業に5年間勤めた、かっぱ子( @kappacooooo)さんの「220人の会社に5年居て160人辞めた話」を紹介しよう。
■まだ何もしてないのに言う!?「ベンチャー社員」から説教されたらやる気なくしちゃうよね
220人の会社に5年居て160人辞めた話 118(1) / 画像提供:かっぱ子(@kappacooooo)
220人の会社に5年居て160人辞めた話 118(2) / 画像提供:かっぱ子(@kappacooooo)
220人の会社に5年居て160人辞めた話 118(3) / 画像提供:かっぱ子(@kappacooooo)
かっぱ子さんが今の会社に入って3年目になるころ、まさに「ザ・ブラック企業」とでも言いたくなるような日々を送っていた。残業は当たり前、営業は体育会系で、ノルマと納期に追われ、ボーナスはわずか0.1カ月分。有能な人からどんどん辞めていき、業績もどん底。そのあげく、社長からの命令は「始業30分前に出社して『自分たちの何が悪いのか』ミーティングしろ」というものだった。
さらに次の年に入ってくる優秀な新入社員たちには「ベンチャー社員」なる名前が付けられ、社長の息子であるサンマ副本部長が直々に指導。他の社員は一切指導するなと言い渡された。そして始まった「反省ミーティング」では、そのベンチャー社員たちがまだ何もしていないのにもかかわらず「行動力が足りない」などと説教を始め、職場の空気は一気に凍りついた。
ベンチャー社員にボロクソに言われ、心が折れそうになったかっぱ子さんは「給料も低いし、評価もされない。みんな辞めていってる。もう辞めちゃいなよ」と悪魔の声が聞こえてきたのだそうだ。かっぱ子さんは当時を振り返り、「ちょうどその頃、ネコ美先輩が休職して、後輩が3人も入ってきたんです。今ここで辞めたら、後輩たちがつらくなる。防波堤として居なきゃ+部署として整えなければ」と、辞めなかった理由を教えてくれた。
自分のことよりも、誰かのために動ける人がいる。でも、辞めるときは、自分の人生を守るために「割り切る勇気」も必要なのだ。かっぱ子さんの優しさや責任感が溢れている本作、「220人の会社に5年居て160人辞めた話」は、同じように悩む誰かにぜひ届いてほしい作品だ。
取材協力:かっぱ子@ゆるブラック企業漫画(@kappacooooo)
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