商品は2種のフィナンシェのみ!フィナンシェ専門店「BEAN to FINANCIER」1号店が新宿高島屋にオープン
2025年5月30日
フィナンシェはフランス発祥の焼き菓子で、パティスリーなどでは定番だったが、最近ではコンビニでも手に入るようになり、身近なお菓子になってきた。そんなフィナンシェだけを製造・販売する専門店が東京・新宿の「新宿高島屋」にオープンした。数ある焼き菓子の中でもフィナンシェに特化した専門店が気になり過ぎて、実際に行ってみた。 「BEAN to FINANCIER」が「新宿高島屋」にオープン
■“世界で最も売れたフィナンシェ”を展開する「アンリ・シャルパンティエ」の姉妹ブランド 【写真】「BEAN to FINANCIER」では2種のフィナンシェのみを販売
フィナンシェ専門店「BEAN to FINANCIER」は百貨店の中にありながら、店内に厨房を備え、焼きたてのフィナンシェも提供する。販売するのは「プレーン」(238円)と「アーモンドクラッシュ」(292円)の2種のフィナンシェのみ。この潔さにフィナンシェへの自信がうかがえる。
フィナンシェは「アンリ・シャルパンティエ」」の看板商品
実は「BEAN to FINANCIER」は百貨店などにも展開する洋菓子ブランド「アンリ・シャルパンティエ」を運営するシュゼット・ホールディングス。「アンリ・シャルパンティエ」は “世界で最も売れたフィナンシェ”(※1)となったほど、フィナンシェが有名だ。すでにフィナンシェが人気のブランドを持ちながら、なぜ今回フィナンシェ専門店を立ち上げたのか。
■フィナンシェの可能性を追求した新ブランド 【写真】「BEAN to FINANCIER」では2種のフィナンシェのみを販売
その一方で、コンビニでも買えるようになるなど、フィナンシェへのニーズも多様化してきた。そこで、よりさまざまな楽しみ方、味わい方を提供していきたいと考え、このタイミングでフィナンシェ専門店を開業するにいたったそうだ。
「BEAN to FINANCIER」の店内でフィナンシェを焼き上げる
店舗は販売用のショーケースと、デパ地下のスイーツ売場では珍しい厨房がある。離れたところからでもバターのいい香りが漂い、何とも言えない甘く芳醇な香りに引き寄せられ足を向かわせる威力がある。フィナンシェの種類は2種だが、手土産などに向く日持ちのする箱入りと、奥の厨房で焼き上げた焼きたてが並ぶ。
店内厨房でフィナンシェを焼き上げる フィナンシェの材料であるアーモンドにもこだわり
ここで気になるのが、「アンリ・シャルパンティエ」のフィナンシェとどう違うのか。「BEAN to FINANCIER」は、世界中からフィナンシェに相性のいい素材を探し、“フィナンシェの可能性を追求する。”というコンセプトから、アーモンドの香りが強いイタリアシチリア島で栽培されたアーモンドを100%使用し、焼きたての香りが際立つようにしているそう。
■焼きたてならではの香りと食感も魅力 「BEAN to FINANCIER」ならではの焼きたてフィナンシェ
すぐそこでフィナンシェを焼いているため、とにかく終始いい香りが漂う。せっかくなので焼きたてを食べてみた。口元に持っていくだけで、バターの香りと香ばしさが鼻をかすめ、やたらとおいしそう。長方形で金塊の形状とも言われるフィナンシェ。焼きたては角の部分がサクッとしていて、中の生地はしっとり。この食感のコントラストは焼きたてでないと味わえない。
「BEAN to FINANCIER」のフィナンシェ
「新宿高島屋」に続き、大阪の「大阪髙島屋」にも店舗をオープン。さらに、夏に向けて夏季商品も予定しているそう。「アンリ・シャルパンティエ」がプロデュースしているからこそできる、希少素材を使用して手作りのこだわった商品作りをする「BEAN to FINANCIER」の今後の展開にも目が離せない。自分へのご褒美にも、手土産やギフトにも、こだわりが詰まった「BEAN to FINANCIER」のフィナンシェを選んでみては。