
ぼっち学生にとって「体育でペア組めってやつ」は最悪…
次に世界を獲るIP(キャラクター)は何…?X(旧Twitter)、Instagram、YouTubeなど誰もが自分の作品をネットで公開し、成功を収めることができる、時代はまさに「1億総クリエイター時代」。ネットにあふれるコンテンツから才能ある若手クリエイターたちを発掘、応援するキャラコミWalkerの2周年記念特別企画「ワタシの“推しマンガ”大賞」が先日実施された。
今回、同企画で「アニメにして欲しいで賞」を受賞した都会さんの漫画「イモ天日記」を紹介!創作の舞台裏について話を聞いた。
1話 『日記、はじめました』

イモ天は地味な見た目がコンプレックスの女の子。道で拾った不気味なノートに「友達ができますように」と書き込んでみた。もしかしたら願いが叶うノートかも、と淡い期待を込めて…。しかし世界は何も変わらず今日も一人ぼっち。ただノートはもったいないので、「イモ天日記」として活用することにした。
2話 『体育の授業』

ぼっちにとって体育の授業は最悪な時間。なぜならペア活動があるから。ペアを組む相手のいないイモ天は、しかたなく校庭のイモ畑にもぐってやり過ごす。同級生たちはそんな様子には目もくれず、生き生きと授業を受けている。青春とは本当に身勝手で残酷だ…。
3話 『新しい弁当箱・前編』

イモ天のお母さんが新しいお弁当箱を買ってきた。自分には派手すぎると思いつつ学校へ持っていくと、なんとクラスの一軍女子とかぶっていることが判明した。相手に気づかれないよう、ランチタイムはお弁当を隠しながら食べるイモ天。厄介なことになったな…とトボトボ歩いていると、お弁当箱を集める曲げわっぱに出会った。
■主人公は友達が欲しいけどなかなかできない女の子
本作についてアイデアの源泉は「芋の天ぷらが好きで、それをモチーフにしたキャラクターの漫画を描きたいと思い作りました」と、意外なエピソードを披露。
主人公のイモ天は「友達が欲しいけどなかなかできない女の子」として設定。トントロはイモ天と同じ空気感を纏っているが、転校生ということで珍しがられクラスの一軍女子たちに気に入られる、というスクールカーストが表現されている。
フード学園という、食べ物たちが集まっている学校が舞台の本作。「それぞれが食べ物の特徴を出しつつも(唐揚げがあぶらっこかったり)、人間らしい生活を送っています」と解説。
「イモ天とトントロの友情の行方はもちろん、カッパやからーげなど個性豊かなキャラクターの活躍を楽しんでほしい」と都会さんは作品をアピールした。
漫画:都会(@okameid)