■フランス映画の創造性が感じられる10作品
今年のオープニングを飾る作品は、「カンヌ国際映画祭」にて絶賛され、フランス国内で動員940万人を超える大ヒット作「The Count of Monte-Cristo」。
日本では「巌窟王」として知られるアレクサンドル・デュマ・ペールのフランス小説の金字塔「モンテ・クリスト伯」を原作とした作品だ。愛と憎しみのエレガントなスペクタクル復讐劇の迫力に、惹き込まれてしまうこと間違いなし。 「The Count of Monte-Cristo」の場面写真 / (C)2024 CHAPTER 2 – PATHE FILMS – M6 – Photographe _ Jérôme Prébois
さらに、アカデミー賞最多となる12部門13ノミネートを果たした、ジャック・オーディアール監督作「エミリア・ペレス」、2024年の「サン・セバスティアン国際映画祭」で脚本賞受賞したフランソワ・オゾン監督の「WHEN FALL IS COMING」なども上映。フランス映画が誇る創造性の強さを感じられる作品が多く並び、どれも見逃せない。 【画像】上映される「エミリア・ペレス」の場面写真 / (C)2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA 「WHEN FALL IS COMING」の場面写真 / (C)2024 - FOZ- FRANCE 2 CINEMA - PLAYTIME
上映作品は以下の通り。
「The Count of Monte-Cristo」(アレクサンドル・ドゥ・ラ・パトリエール、マチュー・デラポルト監督)
「犬の裁判」(レティシア・ドッシュ監督)
「エミリア・ペレス」(ジャック・オーディアール監督)
「キャッツ・アイ」(アレクサンドル・ローラン監督)
「My Everything」(アン・ソフィー・バイリー監督)
「WHEN FALL IS COMING」(フランソワ・オゾン監督)
「IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー」(レオス・カラックス監督)
「マリア・モンテッソーリ 愛と創造のメソッド」(レア・トドロフ監督)
「ロザリー」(ステファニー・ディ・ジュースト監督)
「神さまの貨物」(ミシェル・アザナヴィシウス監督)
■オープニングイベントには豪華ゲストが登場!
3月20日(祝)のイベント初日には、横浜市役所アトリウムで開幕を飾るレッドカーペットイベントを開催。イベントには、映画祭の公式アンバサダーを務める俳優の二階堂ふみさんをはじめ、今年の米国アカデミー賞で最多12部門13ノミネートを果たした「エミリア・ペレス」のジャック・オーディアール監督や、2024年サン・セバスティアン国際映画祭で脚本賞を受賞した「WHEN FALL IS COMING」のフランソワ・オゾン監督が登壇する。 「横浜フランス映画祭 2024」のオープニングイベントの様子
3月23日(日)にはMEGUMIさんが登壇し、“映画業界における女性たち”をテーマに、映画制作における日本とフランスの共通点や、 映画文化を取り巻く環境などについて語る。3月22日(土)は、映画「The Count of Monte-Cristo」からアレクサンドル・ド・ラ・パトリエール監督、マチュー・デラポルト監督、そして本作に出演した俳優・アナマリア・バルトロメイさんが登壇する。