
後輩に圧をかける / 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
「この資料、何がダメなのかわかる?」教育係の坪川は、威圧的な態度で口調も怖い。後輩は委縮しつつ「すみませんでした。次はもっと頑張ります」と、謝罪。それでも坪川は、「頑張るって言葉で、努力した気になってるだけだよね?」と、さらに追い詰めてくる――!?「同じ顔の女」で12万いいねを獲得した白梅僚人(@eiichi_manga)さんの新作漫画「心のおブス絶対殺すマン」を紹介しよう。
■「心のブス発見だっきゃ〜!」突然目の前に現れた魔法少女に言われた衝撃な一言
心のおブス絶対殺すマン(1) / 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(2) / 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
心のおブス絶対殺すマン(3) / 画像提供:白梅 僚人(@eiichi_manga)
新人に厳しく接しすぎたことで教育係を降ろされた坪川は、自身がパワハラじみた言動をしてしまっていることに気づいていなかった。突如現れた魔法少女に「心のブスを対峙する」と、声が出ないように魔法をかけられてしまう。風邪を装い無駄な会話をせずに過ごしていると、会社全体の雰囲気が良くなっていることに気づき、坪川は自らの姿勢を見つめ直すことにー。
本作誕生のきっかけは、作者の白梅僚人さん自身の過去のパワハラ体験なんだそう。ある時から相手の印象が、“パワハラする怖い人”から“適切な指導や感情コントロールする心の余裕がない人”になり、そこに人間らしさを感じたとのこと。「無意識にパワハラじみた言動をしてしまう人も、ちょっとしたきっかけがあれば変わることができるのかもしれないという想いを込めて描きました」と本作への思いを語った。
見どころについて伺うと「無自覚にパワハラをしていた主人公が改心するシーンです!パワハラをしていた主人公が何を考え、最後どのように改心するのか。ぜひ最後まで見届けていただけますと幸いです...!また、魔法少女補佐のたぬきの『たぬきゃ』がかわいく描けたので、そちらもぜひご注目ください」と話してくれた。
「ちょっとしたきっかけがあれば、誰しもが持っているであろう『心のブス』を退治して、より美しくきていくことができるはず」との作者の熱い思いが込められた本作。ぜひ読んでみてほしい。
取材協力:白梅僚人(@eiichi_manga)