SNSを中心に、『田端、明日は売るつもり』や『隣の紀陽さん』など心に残る人間ドラマを描いてきたみこまる(@micomalu)さんの漫画『お宅の夫をもらえませんか?』。夫婦関係のモヤモヤを描くいくたはなさんが原作を手掛ける本作は、不倫によって家庭も人生も一変してしまう2人の女性を描いたドロ沼の展開が話題となっている。今回、作画を手掛けるみこまるさんに話を聞いた。
■意味深なタイトルは「ラストもそのような感じになっているかと思います」
いくたはなさんが原作を手掛ける本作を漫画化することになった経緯について、みこまるさんは「原作者のいくたはな先生が作画担当を探していらっしゃって、『それならぜひみこまるにやらせてください!』と申し込んだ次第です。私としては、しっかりとした原作があるのは心強く描きやすいので、楽しく取り組むことができました」と明かす。
これまでは多くの人が共感できる作品を描いてきたみこまるさんだが、本作では「裏切り」や「人間の闇」を生々しく描いている。制作上の変化を尋ねると、「作風は『ラフな感じの簡潔な絵で』ということだったので、あまり描き込まないことを意識していました。メンタル面やフィジカル面では、とくに変化はありませんでした。『良いものを作るぞ!』という気合はどんな作品でもいつも持っているので、今回もそのような意気込みでした」と、特に変わらず全力で作品に向き合っている様子。
何とも意味深なタイトルだが、果たしてこのタイトルは物語の中で回収されていくのだろうか。どのような展開となるのか楽しみだが、「少し粘着質なタイトルですよね。そういう意味では、ラストもそのような感じになっているかと思います。気になる方は、ぜひ、本編をお手に取ってくださいませ…!」と、読者へメッセージを送った。
取材協力:みこまる(@micomalu)